ダイエット外来の運動について
ダイエットの運動は何をすればいいですか?と患者さんからよく聞かれる。太っている人には簡単なウオーキングからはじめるように話するし、アスリート系のダイエットを希望している人には筋トレや有酸素運動を指導している。体重が多すぎて膝や腰に異常を訴える人には激しい有酸素運動などは指示できないのだ。また、同様に無酸素運動ができるかというと普通は膝や腰に障害がある人は無酸素運動も無理でしょうと考えられているが、実際にはクリニックでは関節リウマチで関節に変形を生じている人にも筋トレを指導している。 その場合は等長性の運動は難しいので等尺性の運動を指導している。等尺性の運動とは関節を動かさないで筋力を発揮する運動である。古い運動器具で有名なものに、ブルワーカーというものがある。このトレーニング器具は筋肉を最大に収縮させた状態で約10秒間姿勢を維持し、トレーニングを行うものである。最大筋力の60%以上を発揮するには器具の使い方にコツが必要だが、よい器具だと思う。しかし、工夫次第ではこの器具がなくてもトレーニングは可能である。たとえば両手を胸の前で合わせて力を入れるトレーニングである。大胸筋が収縮すること... 詳細を見る