ダイエット外来

地中海食による青少年の肥満の改善作用

食事が疾患の悪化、改善に影響を与えることがわかっている。地中海食には明らかなエビデンスをもって疾患を改善する可能性がある。まずはどうやってこの食事の良い点を取り入れるかを考えてみたらよい。***********************http://www.dhcblog.com/kamohara/地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。さて、今回の研究では、青少年の肥満、インスリン抵抗性、メタボリック症候群に対する地中海食の働きが検証されました。具体的には、・地中海食(不飽和脂肪酸、フラボノイド、抗酸化物質が豊富な食事。C60%、F25%、P15%)摂取群(n = 24) ・通常食(C55%、F30%、P15%)摂取群(n = 25) の2群について、 16週間の介入試験が行われています。(摂取エネルギー量は個別化されています。)アウトカムとして、体組成や脂質関連指標が測... 詳細を見る

変形性膝関節症の治療グルコサミン・コンドロイチンは第1ステップ@ESCEO 

 ヨーロッパの学界ではグルコサミンとコンドロイチンが最初の治療として認知されているようである。日本においてはグルコサミンとはコンドロイチンは医療の蚊帳の外に置かれ、医師の裁量を経ていないところで、一部のサプリメントメーカーの重要な収益源となっている。ただし、今回の報告でもあるようにもっとも最初にしなければならない事として、減量や運動の指導が挙げられている。患者さん自身が自分の体を治癒させる、という考え方が必要でしょう。**************************http://www.dhcblog.com/kamohara/欧州骨粗鬆症・変形性関節症学会(ESCEO)から、変形性膝関節症に対する治療アルゴリズムが報告されていました。(Semin Arthritis Rheum. 2014 May 14) 今回のESCEOのアルゴリズムでは、グルコサミンとコンドロイチンが、最初のステップで試みられる選択肢にあげられています。一般に、変形性膝関節症(膝OA)に関する既存のガイドラインでは、個別の介入方法に関するエビデンスが検証され、推奨グレードが示されていますが、それぞれ... 詳細を見る

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小児の肥満に対する食事療法

カロリー制限をするとBMIが低下する(痩せる)のだが、同じカロリー制限をするなら低炭水化物食のほうがBMIの低下は大きいということがわかっている。ただし心臓血管系・代謝系への影響に関してはまだわからないということである。実際には臨床でいろいろな患者さんに低炭水化物制限食を実践してもらっているが、糖尿病の改善は目覚ましいものがあり、薬を大幅に減量できることが分かった。また、高血圧の患者さんに対しても血圧の低下は明らかである。痩せすぎないことに注意して実践してもらっている。(高血圧の方は肥満とは限らないため) **************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、肥満/過体重の成人および小児における体重コントロール・減量に対する食事療法の有用性に関する系統的レビューが報告されていました。 (Nutr Rev. 2014 Jun 11.)減量のための食事療法には、低脂肪低カロリー食の他、近年では低炭水化物食・糖質制限食の安全性と有効性を示すエビデンスが集積されてきています。今回の... 詳細を見る

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2型糖尿病の予防と改善には緩やかな糖質制限食を

蒲原先生の指摘のように、糖尿病関連の薬ビジネスが逆に根本的な治癒を遅らせている気がする。生活習慣への介入がいまだに不足しているからである。糖質制限食にしても一部の医師、一部の患者が興味を持ち実践している。その結果糖尿病は改善することが多いにもかかわらず、食事療法への医療の介入は非常に少ないと感じる。学会はガイドラインという薬の販売マニュアルを医者に押し付けている。そして、薬治療に疑問を感じていない鈍い医師たちが一生懸命に薬の作用機序投与方法などを暗記している。薬の使用が悪いと言っているのではないが、治療や治癒の意味を考えないといけないと思う。医学部の授業で内科の教授が話していたことが忘れられない。「内科医は薬のセールスマンです」ただのセールスマンではいけないだろう。******************************http://www.dhcblog.com/kamohara/近年、糖尿病の増加が、世界的な問題となっています。日本では、糖尿病の予備軍や患者の増加に加えて、国民皆保険制の下で、糖尿病に対する保険収載薬(インクレチン関連薬やSGLT2阻害薬など)も増えて、医療費増... 詳細を見る

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エコアトキンスダイエット

昨日のブログで蒲原先生が書かれていたエコアトキンスダイエットについてエコアトキンスダイエットについて書いていたものがあったので転載します。最初はエコとついているのでアトキンスダイエット(低炭水化物ダイエットの代表的な方法)を使いながら、環境に良い環境負荷の少ない食事をするのだと思っていました。環境負荷の少ない食事とは野菜とか果物などの菜食主義に近い食事です。牛肉1kgを作るためには牧草50kgが必要といわれていますので、肉類は環境を破壊する食べ物だとも言えます。おまけに牛はゲップをして二酸化炭素を排出するのでよくないと言う話も聞いたことがあります。*************************http://health.usnews.com/best-diet/eco-atkins-diet概要タイプ:低炭水化物.これらの米国のニュース-定格のダイエットに似ています。ベジタリアンダイエット菜食主義者食事療法、アトキンス、サウスビーチダイエット、古ダイエット目的:重量損失は、心臓の健康。主張:あなたは 1 ヶ月、約 8 ポンドをドロップして過剰に心臓病にリンクされている脂肪物質、血圧... 詳細を見る