ダイエット外来

糖と脂肪、無性に欲しくなるのは?

糖尿病や高脂血症で太っている患者さんに食事制限はしていますか?と聞くと、場合によっては「これ以上は無理なくらいにしている」ということが多い。これ以上は無理というから、ほとんど絶食に近い状況であるのだろうかと心配したりするが、実際は太っているだけあって、1日3回きっちり食べている。多少おかずを減らしてみたり、ご飯を2杯食べるところを大盛り1杯にしていることを制限と呼んでいるようだ。 ご本人は自分がたいして食事制限などできていないという意識はなく、頑張っていると感じている。これも一種の糖質中毒かもしれない。アルコール中毒の患者が、アルコールを止められないのと同様に、アルコールを飲んでいても他人には飲んでないと詐称するのと同様である。 糖質は人間をダメにすることはないが、人間を肥満にすることだけは言えるだろう。肥満になってしまったに人には一日も早く痩せることを願っている。**********************************http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20131220002&... 詳細を見る

ダイエット外来

高タンパク食による脂肪肝・肝臓内の中性脂肪減少効果

同じカロリーの食事をとってもその内容で体に与える影響は違ってくるタンパク質、脂質、糖質の3つのうちどのバランスが健康に良好な影響を与えるかはわかってきている。ではこのような、脂肪肝に対する影響はどの食事が最も影響するかだ。結論は炭水化物=糖質の制限がよろしいということのようだ。これは糖質制限が肥満治療にも糖尿病治療にも有効であることからも当然考えられていたが、この研究もそれを後押しするものである。*****************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の科学誌に、高タンパク食と高炭水化物食の2種類の食事による、肝臓内の中性脂肪/トリグリセリドへの作用を比較した臨床研究が、オランダのグループ(Maastricht University)から報告されていました。(PLoS One. 2014 Oct 16;9(10):e109617)一般に、高タンパク食の投与は、炭水化物摂取に由来する肝臓内の中性脂肪増加を抑制することが知られています。中性脂肪/トリグリセリドは、糖質・炭水化物の過剰摂取により高値となり、脂質異常症を生じ... 詳細を見る

ダイエット外来

糖質制限食・低炭水化物食による心血管リスク低下効果

低炭水化物食を嫌う医師もこれほどにエビデンスが蓄積してくると認めざるを得なくなり、かつ一般人の方々にも低炭水化物が健康的だということは流布してきていると思われる。ただし、いまだに炭水化物さえ制限すれば焼肉食べ放題的な、愚かなことを言うものもいて臨床の現場ではいまだに混乱があります。 実際に減量するからこそ効果があるのであって、摂取カロリーが減少しなければこの低炭水化物だけでは効果は低い。この減量自体が難しいのである。*****************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の内科学の専門ジャーナルに、糖質制限食・低炭水化物食による心血管リスク低下効果を示した臨床研究が報告されていました。(Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18)昨日に続いて、ダイエット法・減量法に関する研究です。昨日のレビューの糖質制限食・低炭水化物食も低脂肪食も減量には有効:メタ解析では、糖質制限食も低脂肪食も同程度の効果とされていますが、最新のデータから、減量だけではなくて、生活習慣病のリスクを考えると、糖... 詳細を見る

ダイエット外来

地中海食による青少年の肥満の改善作用

食事が疾患の悪化、改善に影響を与えることがわかっている。地中海食には明らかなエビデンスをもって疾患を改善する可能性がある。まずはどうやってこの食事の良い点を取り入れるかを考えてみたらよい。***********************http://www.dhcblog.com/kamohara/地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。さて、今回の研究では、青少年の肥満、インスリン抵抗性、メタボリック症候群に対する地中海食の働きが検証されました。具体的には、・地中海食(不飽和脂肪酸、フラボノイド、抗酸化物質が豊富な食事。C60%、F25%、P15%)摂取群(n = 24) ・通常食(C55%、F30%、P15%)摂取群(n = 25) の2群について、 16週間の介入試験が行われています。(摂取エネルギー量は個別化されています。)アウトカムとして、体組成や脂質関連指標が測... 詳細を見る

変形性膝関節症の治療グルコサミン・コンドロイチンは第1ステップ@ESCEO 

 ヨーロッパの学界ではグルコサミンとコンドロイチンが最初の治療として認知されているようである。日本においてはグルコサミンとはコンドロイチンは医療の蚊帳の外に置かれ、医師の裁量を経ていないところで、一部のサプリメントメーカーの重要な収益源となっている。ただし、今回の報告でもあるようにもっとも最初にしなければならない事として、減量や運動の指導が挙げられている。患者さん自身が自分の体を治癒させる、という考え方が必要でしょう。**************************http://www.dhcblog.com/kamohara/欧州骨粗鬆症・変形性関節症学会(ESCEO)から、変形性膝関節症に対する治療アルゴリズムが報告されていました。(Semin Arthritis Rheum. 2014 May 14) 今回のESCEOのアルゴリズムでは、グルコサミンとコンドロイチンが、最初のステップで試みられる選択肢にあげられています。一般に、変形性膝関節症(膝OA)に関する既存のガイドラインでは、個別の介入方法に関するエビデンスが検証され、推奨グレードが示されていますが、それぞれ... 詳細を見る