発ガンリスクについて~その②
放射線の発ガンリスクであるが、100mシーベルトで1.08倍でも確かに問題だろう。全く害がないことに越したことはない。ガンの場合、さまざまな原因で発生すると考えられているからである。ただ、現実に原発事故が起きてしまった現状を考えると、われわれに何が出来るかということである。癌の原因がさまざまな生活習慣にあることもわかっているのだから、我々としてはタバコを控えたり、野菜不足にならないように注意したり、体内の活性酸素を除去するために抗酸化物質を摂取することが大切だろう。ちなみに累積被曝量が15-24.9mシーベルトの航空パイロットの標準化死亡率SMRは全原因死で0.64全ガン死で0.71というデータもある。パイロットがみな健康的であったとも考えられるが、こういうデータからホルミシスが考えられたことを考えると、決して絶望的な状況の数字ではないと思われる。またチェルノブイリ事故でベラルーシのゴメリ地区では事故から5年間で150mシーベルトの被曝をしたと考えられている。そこでは子供には白血病の発生率には変化がなかったというデータがある。ただしこれは年間100mシーベルトの被曝でガンの発生率が1.... 詳細を見る