ダイエット外来

GLP1作動薬の効果と未来について

GLP1とGIPのデユアル作動薬の効果が素晴らしい。医師の管理下にダイエットや心血管疾患、悪性腫瘍、肝繊維症、MASH、当然のことながら糖尿病にも効果がある。違法な使い方は避けるべきだが本来の薬の有用性をゆがめてはならない*****************「GLP-1受容体作動薬」をただの「痩せ薬」と蔑むなかれ――日本メディアが見過ごす医療と産業の大変化GLP-1薬の研究開発は、いまや医療政策と産業戦略の両面で注視すべきテーマだ (C)K KStock/stock.adobe.com日本ではGLP-1受容体作動薬を害の多い「痩せ薬」として扱う報道が続いている。「肥満は病気」と喧伝するウラの営利主義と、「痩せねばならない」という社会的圧力の高まりには、確かに注意が必要だ。しかし、肝臓疾患や片頭痛、男性更年期障害などへの有効性も期待されるこの薬を、蔑んで済ますべきではない。ノボ・ノルディスクとイーライ・リリーが鎬を削る開発競争の中、単に治療法の革新にとどまらず、国際的な医薬品の需給構造や供給体制そのものを揺るがす変化の可能性が生まれている。 GLP-1受容体作動薬(以下、GLP-1薬)の濫... 詳細を見る

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肥満症薬、治療の第1選択肢

日本のマスコミによると薬を使った肥満の治療は非難の対象となっているが、世界では肥満症の治療は薬物療法が認められつつある。自分の意思で痩せろというのなら、自分の意思で血糖値を下げろ、血圧を下げろと同じものだ。それができないから疾患なのだ。塩分制限を厳しくすればいいとか、食事制限でカロリー制限をすればいいとかいうが、それができない人たちが患者さんとして来院している。そのための薬物療法なのだから肥満治療に薬を使うことは医師の裁量権であるはずだ。****************ノボとイーライリリーの肥満症薬、治療の第1選択肢に=欧州医学団体 10月2日、欧州肥満学会(EASO)は、デンマーク製薬大手ノボノルディスクと米同業イーライリリーの肥満症治療薬について、肥満症とその合併症治療における医師の第1選択薬にすべきとのガイドラインをネイチャー・メディシン誌に掲載した。写真は、ロンドンの薬局に並ぶノボノルディスクの「オゼンピック」と「ウゴービ」の箱。2024年3月撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)Nancy Lapid [2日 ロイター] - 欧州肥満学会(EASO)は2日、デ... 詳細を見る

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肥満治療薬の認可~保険適応

以前から皮下注射のセマグリチドをダイエット外来の患者さんに使っている。自分でも実験してみて嘔気や食欲不振の副作用も実感している。そして効果も明らかにあることはわかっている。ウゴービ(セマグリチド)患者さんにとっても食欲が止められない方にとっては有効だ。今回はダイエット目的ではなく肥満症に対する治療薬として保険適応となった。ただし、色々と条件があるので詳しくは添付文書を読んでほしい。現在高知県でウゴービを使用していい医療機関は5施設である。当然我々のような開業医には門戸は閉ざされている。しかし、肥満症の患者さんはたくさんいて一般の開業医でも使用できるようにするべきだと思う。今までセマグリチドを使うことは違法だとか、問題があるとさんざん批判されてきたが、結局は予防医学の一環として肥満症の治療が実は患者さんのQOLを上げ、医療費の節約になることも今更ながらわかってきたんだろう。欧米ではこの薬以外でも多くの薬が肥満症の治療として使われている。なんでも10年以上遅れるのが日本の習わしである。ノボ・マイルヴァン社長 肥満症治療薬・ウゴービの適正使用に「強い自信」 国内売上高は1345億円 | ニュ... 詳細を見る

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ダイエットのために運動しても体重がほとんど減らないのはなぜ

ダイエットのために運動しても体重がほとんど減らないのはなぜ?|大量の論文を読破してわかった「10の事実」 From Vox (USA) ヴォックス(米国)Text by Julia Belluz and Javier Zarracina 途中からは有料記事になるので掲載できませんが、この論文の言いたいことはわかります。結論を言うと、運動では痩せないと言う事でしょう。そういうと語弊がありますが、運動だけでは痩せないと言いなおしたいと思います。 我々の体はカロリー消費を体細胞に依存しています。この時に言う細胞は血液や脳細胞をも含みます。意外に思うかもしれないのですが、脳細胞も非常に多くのカロリーを消費します。一日の消費カロリーのうち脳の消費は基礎代謝が1500kカロリーだとすると約20%の300kカロリーになると言われています。臓器が約40%で600kカロリー、その残りが筋肉というわけです。筋肉の消費カロリーは変動するので、運動しない日は沢山使われないし、運動した時にはその運動に応じて使われます。運動で消費するカロリーは意外に少ないのも事実です。マラソンを1時間してもせいぜい500kカロリ... 詳細を見る

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MRPでダイエット

置き換え食(タンパク質含有フォーミュラ食)による肥満とメタボ指標の改善効果 ダイエット外来を始めたがの開業する前からだから、千葉の病院で勤務していた時からである。その当時僕自身がトレーニング三昧の日々を送っていて、置き換え食=MRP=Meal replacement をよく食べていた。当時はEASというメーカーが全盛期で非常に味も良くてたんぱく質がたっぷり入ったMRPが売られていた。アメリカへ研修に行くたびに購入して帰り知人に配っていた。MRPのダイエット効果は明らかで、今現在のダイエット外来では大豆由来のプロテインを使っている。筋肉をつけるためには乳清=ホエイプロテインがいいのだが、医学的理由により大豆由来を使用している。ダイエットで一番間違っているのは食べないダイエットであるが、たんぱく質を食べないダイエットはリバウンド必至である。今はネットの情報がたくさんあるが、理屈通りにいかないのだから、ぜひ専門家のところに来てほしい。ちなみに、ライ〇〇〇などの運動系で無理やり痩せるダイエット法は40歳を超えたらきつく感じるだろうし、ダイエット後のリバウンド対策も金額がものすごくかかるので無理... 詳細を見る