2年前から週に一度の断食をしている。

日曜日の夕食から食べるのをやめて月曜日一日は食事をしない。火曜日の昼ご飯を食べるまで約40時間の断食である。

血液検査は低TGに張り付いていて、高かったTCも下がってしまった。貧血もないし血液検査は満点が続いている。

断食だけではなくて、普段から炭水化物摂取にはきをつけている。

ダイエット外来でも患者さんに炭水化物の摂取制限をお願いしている。たんぱく質は積極的に取ってもらう。野菜もとってもらう。減らすのは炭水化物ばかりだ。

 

食事の楽しみは炭水化物でもある。極端に制限すると続かないので毎日200kカロリー程度の炭水化物は積極的に取るようにも指導している。血液データは患者さんすこぶる良い。当たり前だが・・・・。

 

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今月の栄養学の専門ジャーナルに、低炭水化物食によるメタボリック症候群のリスク低減作用を示した研究が、イランのグループ(Shahid Beheshti University of Medical Sciences)から報告されていました。( Int J Food Sci Nutr. 2016 Oct 9:1-8.) 今回は、2044名の健康な成人を対象に、3.6年間のフォローアップを行い、低炭水化物食と、メタボリック症候群リスクとの関連が検証されました。 (テヘラン脂質糖質スタディTehran Lipid and Glucose Studyというコホート研究の一環です。) 研究開始時に、食事調査により、炭水化物、単価不飽和脂肪酸、精製穀類、植物たんぱく質、食物繊維、n3/n6多価不飽和脂肪酸比、グリセミックロードが調べられています。

 

年齢や性別、喫煙、身体活動、エネルギー消費といった交絡因子で補正した結果、 低炭水化物食スコアは、空腹時血糖値、(β: -0.002, 95%CI: -0.005, -0.001), 中性脂肪値(TGs) (β: -0.002, 95%CI: -0.004, -0.001), 血圧(β: -0.001, 95%CI: -0.002, 0.000), ウエスト周囲長-BMI(β: -0.003, 95%CI: -0.005, -0.001) メタボリック症候群リスクZスコア(β: -0.015, 95%CI: -0.021, -0.002). との有意な改善が認められたということです。 今回のコホート研究から、低炭水化物食・糖質制限食によるメタボリック症候群リスク低減作用が示唆されます。ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。