医療問題, 政治経済

医療崩壊が起きる日

医療崩壊は近い将来に必ず起きるだろう。それは他人事ではない深刻な事実だ。そして、その事実に背を向けて無為無策なのがこの国の姿である。医療の質を高めるには医療従事者の医療離れを止める必要がある。しかし、現場の大学の教授たちは旧来の頭の固い発想で、若手医師の動向に対して何も良いアドバイスもできない。それは為政者がするべきことである。現場の大学教員は医学の狭い分野の専門家であっても対局判断はできないし、できたとて予算を組みなおして医療を変えるのは政治の役割だ。では僕なりの処方箋を示しておく。これは将来来る最悪を防ぐための小さい悪い改革でもある。すべてが良いことは無く痛みを伴うことも覚悟がいる。①無駄な医療をやめる。これは風邪薬、シップなどの保険はずし、さらに終末期医療の国際水準への移行。これによって大きな医療費が節約できる②高額医療の自己負担分を増やす財政が破綻しかけているのだから自己負担を増やすのは当たり前である。③医療費の増額:救急医療と手術費用今の医療にかけているのはここである。考えてみてほしい。美容外科の簡単な二重瞼の手術に20万円出すのに盲腸の手術が5万円である。おかしい。こんなこ... 詳細を見る

医療問題, 政治経済

医療崩壊のなかでの病院経営の危機について

ニュース記事を張り付けていますが、いかに要約したような内容です。診療報酬が低いのが問題でしょうが、医療側も国民も我慢せねばならないこともあると思います。無駄なシップや風薬などを保険から外すことも必要でしょう。病院経営危機の核心的要約「このままでは病院が突然消える」全国病院団体が2025年1月・3月の記者会見で警告。2024年診療報酬改定後、経営悪化が加速し、半数近い病院が「破綻懸念先」 に該当する深刻な状態。経営悪化の根本原因 時代遅れの診療報酬制度 デフレ時代のフレームが継続:物価・人件費高騰(3%上昇)に対し、診療報酬改定率はわずか0.88% 医療機関は公定価格のため物価上昇分を価格転嫁不可 「薬価削減>診療報酬微増」のデフレ式構造がインフレ時代に適合せず 構造的な政策問題 社会保障費の伸びを「高齢化自然増以下」に抑える財政ルールが継続 例:高齢化で7,000億円必要増でも「5,000億円増に抑制」→財源不足が慢性化病院団体の緊急要望(厚労省宛て) 即時支援:地域医療維持のための緊急財政措置 制度改正:物価・賃金上昇に連動する診療報酬体系の構築 根本改革:社会保... 詳細を見る

医療問題

IPS細胞の臨床創薬について

IPS細胞で臓器を作ると1500万円かかるといわれているが、創薬に関しては1500万円の経費は悪くないと思われる。それで効果がある薬ができるのならいことではないか。このように新しい技術で今まで試行錯誤が多かった部分を短縮できるのならそれに越したことは無いと思う。薬価は日本は安いのだが、新薬に関してはやはり高価である。アメリカのように医療で儲ける会社が増えることは望ましくはない。「iPS創薬」で初の最終治験、認知症「家族性アルツハイマー病」で治療効果(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース京都大と東和薬品などは3日、遺伝性の認知症「家族性アルツハイマー病」を対象に、iPS細胞で治療効果が示された既存薬を投与する最終段階の治験を開始したと発表した。iPS細胞を薬の開発に応用する「iPS創薬」で最終治験まで進んだのは初めてという。2028年以降の承認申請を目指すとしている。 【写真】iPS細胞を世界で初めて作製した日本人 対象となるのは、若年で発症しやすい家族性アルツハイマー病のうち、特定の遺伝子変異が原因となっている患者。国内患者数は約100人と推定されている。 京大iPS細胞研究... 詳細を見る

医療問題, 政治経済

医師不足の現実~直美(なおみではない)が70倍に増えている一方で

医師が不足している。それも救急や外科、循環器科、産婦人科、小児科などの手のかかる患者さんを診療する科目の医師が減っている。逆に直美といって研修医が終わったら美容外科に進む医師が増えている。このギャップは何だろうか?知人の子供が研修医が終わったと聞いた時に、何科に進むのかを聞いたことがある。美容外科だということだった。美容外科に行く研修医に対して何という言葉を出すべきだろうか?もしこれが、循環器科で救急医をしたいという研修医だったら、僕は迷わず賛辞とねぎらいの言葉をかけるだろう。「患者さんのために頑張ってください。医師としての使命を果たす姿勢は尊敬に値しますよ」逆に直美に進む研修医に出くわしたら何といえばいいだろうか?医師のあるべき姿は人の命を救うことであるから、美容外科に進んで楽にお金を儲けて華やかに暮らしたいというのは医師のあるべき姿とは思えない。しかし、一方でこの世は資本主義でルッキズムで政治家は裏金にまみれており、学会は製薬メーカーの寄付金に群がっている。要はお金、資本主義だ。介護も製薬も今は株主資本主義に侵されており、公金を最もむしばんでいる。たまに不正請求で見つかるが、もっと... 詳細を見る

医療問題

決して入るな「がん保険」がん治療費はせいぜい50万円

決して入るな「がん保険」がん治療費はせいぜい50万円 | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] (smart-flash.jp)15年間、保険の営業マンとして働き、内部事情を知り尽くした後田亨氏は、「保険は1万円を入れられたら3000円の手数料が引かれるATMのようなもの」と断言する。 「2人に1人は、がんになる時代です」と言われ、がん保険に入った人も多いだろう。だが、がん治療にかかる医療費をご存じだろうか。 【関連記事:ガンになったらどれだけお金がかかる?】 「がんは医療費でいうと、多くの場合、50万円ぐらいですむのです。そもそも保険は、お金を用意する『手段』。自分で用意できない場合だけ、保険に入ればいいんです。 たとえば自動車保険。車の事故で人を死に至らしめたら、数億円の賠償が必要かもしれないから、高い手数料を払っても保険に加入する。これは正しい判断です。 でも、がん保険の場合、がんの医療費が50万円ですむなら、出せる人はたくさんいると思う。だったら高い手数料を払ってまで保険に入る必要があるのか。 しかしそこで... 詳細を見る