脂肪を溶かす貼り薬、米研究者らがマウス実験で開発 人に応用可の期待
9/18(月) 18:22配信
AFP=時事
ダイエット外来で最も苦しむのは患者さんが、痩せた後に食欲の嵐に投げ込まれてしまい、なかなか元に戻れなくなることである。結局、無理して頑張って痩せたのだが、本当の自分はおいしいものを食べることをやめられない。食べることが人生だとまで言い切ってしまう事である。
こうなると元の体重までダイエット期間よりも短い期間で戻ってしまう。これがダイエット外来患者と医師にとっての最悪の結果である。食事の習慣が菜食主義者で力なく小食の女性のようになってくれれば太ることはないのだが、太っている人はどこかエネルギーを持て余して放出する方向が食事になっている人が多い気がする。
この新しい薬は朗報には違いないが、そんなに脂肪細胞が燃えてしまうと逆に食欲がわくのではないかと心配する。
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170918-00000035-jij_afp-sctch
脂肪を溶かす貼り薬、米研究者らがマウス実験で開発 人に応用可の期待
浜辺に座る女性。仏海外地域ニューカレドニアのヌメアにて(2014年12月1日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米国の研究者らがマウスを使った実験で、脂肪を溶かすスキンパッチ(貼り薬)の開発に成功したと発表した。人の肥満や糖尿病治療にも応用可能かどうか、今後の研究で探っていく。
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米国化学会(American Chemical Society)発行の学術誌「ACS Nano」に15日発表された論文によると、このスキンパッチはナノテクノロジーを利用して体内の代謝を上げ、エネルギーを蓄積する白色脂肪を、エネルギーを燃焼する褐色脂肪へと変化させることができる。マウスを使った4週間の実験では、スキンパッチが貼られた部分の脂肪が20%減少した。
論文の共同執筆者で、米コロンビア大学メディカルセンター(Columbia University Medical Center)病理・細胞生物学部のリー・チャン(Li Qiang)准教授は、「腹部のぜい肉を減らす脂肪吸引の代替手段として非侵襲性の治療が可能になるかもしれないと分かれば、間違いなく多くの人が興奮を覚えるだろう」と語った。
薬の成分は人の髪の毛の400分の1ほどの細さに相当する直径約250ナノメートル(1ナノメートル=100万分の1ミリ)のナノ粒子に入れられている。皮膚に刺さる微細な針数十本が付いた指先大のスキンパッチに、これらのナノ粒子が仕込まれている。
ノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill)とノースカロライナ州立大学(North Carolina State University)合同の医用生体工学部准教授で、スキンパッチの設計を担当したゼン・グ(Zhen Gu)氏によると、このパッチの仕組みにより、薬の成分は「全身に素早く行き渡るのではなく、持続的に」組織付近へと浸透させることができるという。
実験は4週間行われ、マウスの腹部に貼られたパッチは3日ごとに交換されたという。【翻訳編集】 AFPBB News
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