ダイエット外来

肥満とリコピン

リコピンによる肥満での抗炎症作用 ****************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の栄養学の専門ジャーナルに、リコピンによる肥満での抗炎症作用を示した基礎研究が報告されていました。(Br J Nutr. 2013 May 1:1-7.)一般に、肥満対策のサプリメントでは、脂肪分解促進や吸収抑制といったメカニズムが考えられます。具体的には、フォースコリーやダイエットパワーなどに含まれる機能性食品成分です。一方、肥満やメタボリック症候群の病態には、慢性炎症が存在します。慢性炎症は、肥満だけではなく、がんや動脈硬化性疾患など生活習慣病全般に共通する病態です。そこで、肥満やメタボリック症候群に対して、抗炎症作用を有する機能性サプリメントを投与する、というアプローチがあります。さて、今回の研究では、肥満モデル動物において、リコピンによるアディポサイトカイン類の発現が調べられました。具体的には、Wistar雄ラットを用いて、対照群(n=6)、高エネルギー食投与群(n=12)の2群について6週間の介入が行われ、その後、高エネ... 詳細を見る

統合 医療, ダイエット外来

ベジタリアン食は抗酸化能・体脂肪率・コレステロールへ好影響を与える 

ベジタリアン食は抗酸化能・体脂肪率・コレステロールへ好影響を与える 当然と言えば当然の結果が出ている。食事は我々の体を作っている。ジュースとお菓子でできたからだと野菜と湧水で作られた体が違うのは当然だろう。 **********************http://www.dhcblog.com/kamohara/category_33/栄養学研究の専門ジャーナルに、ベジタリアン食は、非ベジタリアン食に比べて、抗酸化能、体脂肪率、コレステロール値に好影響を与えるという調査研究が、韓国のグループ(Kyung Hee University)から報告されていました。(Nutr Res Pract. 2012;6:155-61. )これまでの研究によって、適切なベジタリアン食は、生活習慣病の予防や改善に有用であることが示されています。これらの研究の多くは、米国でのSDAを対象にした研究が中心です。一方、アジアでの研究では、尼僧などを対象にした調査で一部のミネラルの不足なども示唆されています。一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く... 詳細を見る

ダイエット外来

高タンパク質の朝食によって高脂肪の間食が減少

高タンパク質の朝食によって高脂肪の間食が減少とても興味深い研究だ。朝食の取り方についても諸説あるが、科学的にはこれが正しいのだろう。この正しい説を生活に取り入れるかどうかは個人の自由である。中には1日1食で生活している人もいて、その食事内容によっては充分健康的だと考えられる。*****************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の臨床栄養学の専門ジャーナルに、若年女性において、高タンパク質の朝食をとると、高脂肪の間食が減少する、という臨床研究が、米国のグループ(University of Missouri)から報告されていました。(Am J Clin Nutr. 2013 Apr;97(4):677-88.)肥満の予防では、朝食を抜くことなく、規則正しい食生活が基本とされています。特に、青少年では、朝食の欠食と、肥満リスクとの相関が示唆されています。(なお、朝食欠食と肥満との相関について、食育の観点からは、朝食自体の働きの他、朝食を欠食するという食習慣をもたらす社会的背景も想定されます。)さ... 詳細を見る

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低炭水化物ダイエットの減量効果

低炭水化物食による減量と脂質代謝改善効果 ダイエットの方法もこのような低炭水化物食を中心に組み立てた、適度な植物性タンパク質とオメガ3油を使った、野菜中心の食事が良いと思われる。*******************http://www.dhcblog.com/kamohara/栄養学の専門ジャーナルに、低炭水化物ダイエットによる減量と脂質代謝改善効果を示した臨床研究が、中国のグループから報告されていました。(Br J Nutr. 2013 Mar 25:1-10)近年、糖質制限食/低炭水化物食/ローカーボ食による肥満改善効果や糖尿病での血糖コントロール改善効果が注目されており、多くの臨床研究によるエビデンスの構築が行われています。一方、日本の「食事バランスガイド」では、ごはん・お米の主食が一番大きなポーションを占めています。これは、農林水産省が作成した食事ガイドラインなので、ごはん・お米を推奨してしまうのは、利害関係上、やむを得ないのでしょう。アンチエイジング医学や最新の内分泌代謝病学の研究では、適切な糖質制限食による医学的効果のエビデンスはすでに構築されています。(なお、糖質制限反... 詳細を見る

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糖質制限食の問題について日本と世界の違い

糖質制限食・低グリセミック指数(GI)食・地中海食の糖尿病改善効果 [2013年03月20日(水)]早速反論も載っていたので転載する。糖尿病学会は、何を恐れて先のような発表をしたのだろうか?また、マスコミは少し内容を偏向報道してはいないだろうか? まるで低炭水化物が悪いような報道だが、そこまで学会として言っているのか?結局は糖質制限はダイエットに必要だし、タンパク質も肉類よりは野菜から摂取するほうが好ましいのは研究通りだろう。 健康に良い食事はニュースになるような、ものではない。「最後のダイエット法、ついに公開」とか「驚きの効果、ナントカダイエット」みたいなものは大体が嘘っぱちだ。そして、嘘っぱちで一儲けしたい人々が沢山いて、たくさんの人が騙される。 本当のことは、真実は地味なものである。健康的な食生活に「驚異的な」とか「驚きの」などはありはしない。****************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の臨床栄養学の専門ジャーナルに、糖尿病治療食としての糖質制限食、低グリセミック指数食(低GI食)、地中海食など... 詳細を見る