肉食は癌になる
加工肉はがんのリスクが上がるなどというとぼけた記事が載っていた。加工肉ではなくて肉食自体が癌になるのである。ネズミの実験で食事におけるカロリー比で30%以上を動物性のたんぱく質(特に牛肉)を摂取すると発がん性、増がん性ともに増加することがわかっている。なぜ肉が癌を作るのかはわかっていない。焦げた肉を食べるからがんになるのではなくて動物性たんぱく質のカゼインが正常細胞の遺伝子に刺激を与えてDNAに変化を与えるのだと言われている。現在はエピジェネテイックという考え方が主流になってきている。これは遺伝子が全てを決めているのではないと言う事である。遺伝子は生命の設計図であるが、実は結構修正が効くようになっている。大量の放射線を浴びれば正常細胞の設計図ががん細胞の設計図に書き換えられるといった様に修正変更が効くのだ。ある細胞の遺伝子がこういった修正変更をすることによって1個から8000種類の細胞に変化することも分かっている。つまり、それだけ私たちの細胞は遺伝子を自由に変えるような構造になっている。これは人類が様々な環境で生き残れるようになっている証拠でもある。実は細胞に対しては適度な困難、適度な... 詳細を見る