バージンオリーブオイルによる脂質代謝改善・免疫調節・抗酸化作用に関するプロテオーム解析
オリーブオイルも多くの機能を持った食品である。心血管系の保護作用があるだけではなく、抗酸化、抗老化、死亡率の低下作用など様々な効用がある。****************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の科学誌プロスワンに、バージンオリーブオイル投与による血中タンパク質の変化について、網羅的プロテオーム解析を行った臨床研究が、スペインのグループから報告されていました。(PLoS One. 2015 Jun 10;10(6):e0129160) オリーブオイルには、チロソールやヒドロキシチロソールなど各種フェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介して、動脈硬化性疾患を予防し、心臓病リスクを低下させると考えられています。ただし、オリーブオイルによるHDLコレステロールの能力への作用について、詳細は明確ではありません。 (HLDは、善玉コレステロールであり、40mg/dL未満の場合、脂質異常症と診断されます。 一方、HDLの場合、単に数値が高い、ということよりも、 HDLの質/能力が問題となりま... 詳細を見る