腸内細菌とガン、糖尿病、肥満、老化など
腸内細菌が体調だけではなく疾患に係わっていることがわかってきた。癌患者の腸内細菌が悪玉菌が多いとか、肥満患者や糖尿病の患者の大便が悪臭がする(悪玉菌が多い)とかが解ってきている。腸内細菌には免疫系の調整作用があり、また体内での代謝にもかかわっていることがわかっている。免疫系は善玉菌が多いほど良好なバランスと保ち交感神経と副交感神経がちょうどよいバランスになっている。逆に悪玉菌が多いと免疫異常が起きてアレルギー反応を起こしてアトピー性皮膚炎が悪化したり、リウマチが悪化して関節の腫れや痛みを起こすこともよく知られている。免疫系で最も問題になる病気はがんである。癌は免疫が低下して起きる病気である。癌を引き起こす環境にも問題があり、たとえば中国の環境汚染がひどい地域はがん村とも呼ばれている。病気の発症は病気を引き起こす原因となる物質とそれに対する体の反応のバランスで決まる。毒物を摂取する場合でも少量で反応する人がいるのとそこそこの量まで耐えられる人がいるのが個人差と言われている。癌の免疫は腸内細菌を正常化したらすべてか解決するというほど単純でもない。免疫に影響する因子は多種多様であ... 詳細を見る