統合 医療

ストレスにアロマセラピーが良い

アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師*****************臨床看護学の専門ジャーナル(電子版)に、看護師の仕事に関連したストレスに対して、アロマセラピーによる改善効果を示した臨床研究が報告されていました。(Int J Nurs Pract. 2013 Nov 15.)職場でのストレス、仕事に関連したストレスは、産業衛生上の課題です。アロマセラピーは、簡便で完全性が高く、ストレス軽減に有用であると考えられます。さて、今回の研究では、芳香吸引によるアロマセラピーによって、看護師の職場でのストレスへの作用が検証されました。具体的には、看護師を対象に、53名をアロマセラピー実施群として、3%のラベンダー精油を含む小瓶を右胸の服に入れ、57名を対照群として、ラベンダー精油のない小瓶を入れて、介入が行われました。解析の結果、3日間あるいは4日間のラベンダー精油によるアロマセラピーによって、ストレス症状の数の有意な減少が認められたということです。アロマセラピー実施群では、6.1から2.8へストレス症状が有意に減少しました。一方、対照群では、5.6から5.8へストレス症状が増大しま... 詳細を見る

統合 医療

牛乳、人工甘味料、それらを使ったトクホの食品群が健康に悪いものだとしたら・・・

この類の暴露本がたまに話題に上がる。そして、いつしか消えてゆく。体に悪いものでもいいから売ればいい、儲けがあればいいのだと嘯く経営陣がいて、企業から広告費をもらって繁栄するマスコミはそれを報道しない。「越後屋、おぬしも悪よのう」という感じだ。しかし、消費者が賢くなれば悪いものは淘汰されてゆく。規制してもらうまでは自分からは行動しないという姿勢が間違っているのだ。自己防衛の時代になっている。食品業界がばらまく「社会毒」~牛乳、人工甘味料、ダイエット食品は危険?Business Journal 12月6日(金)4時9分配信http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131206-00010005-bjournal-bus_all&p=1牛乳、低脂肪ダイエット食品、トクホコーラといった“身体にいい”とされるものが、実は毒だった--こんな衝撃的な事実を明らかにするのは、話題の新刊『医者とおかんの「社会毒」研究』(内海聡/三五館)だ。 著者の内海医師は内科医として東京女子医科大学附属東洋医学研究所、東京警察病院などに勤務後、現在は精神医療分野を中... 詳細を見る

統合 医療

アントシアニンによる脂質代謝改善作用 

アントシアニンにはさまざまな薬理効果があるようだ。今回は脂質代謝の改善である。そのほかには血管機能改善効果や2型糖尿病のリスク低下作用、心筋保護作用、抗炎症作用などである。今回は脂質代謝改善に関する新たな知見が出てきたようだ。**********************http://www.dhcblog.com/kamohara/臨床内分泌代謝学の専門ジャーナル(電子版)に、アントシアニンによる脂質代謝改善作用を示した臨床研究が報告されていました。(J Clin Endocrinol Metab. 2013 Nov 27)アントシアニンは、植物に存在する機能性食品成分・ファイトケミカル類の1種です。赤紫色の色素であり、植物が自らを紫外線や酸化障害、害虫などから守るために産生しており、抗酸化作用や抗炎症作用を有しています。ブルーベリー/ビルベリーのアントシアニンがサプリメントとして広く利用されています。今回の研究では、アントシアニンによる脂質代謝への影響およびパラオキソナーゼ(Paraoxonase 1; PON1)への作用が検証されました。(パラオキソナーゼ: PON-1は、血液中に... 詳細を見る

統合 医療, 抗加齢

関節痛に対する複合サプリメントの効果

膝関節の痛みに対してはサプリメントは有効である。しかし、軟骨再生の確かな証拠は見つかっていない。それを理解してサプリメントを使う場合には良いものである。薬が来たいな患者さんたちにはお勧めしたい。*****************************http://www.dhcblog.com/kamohara/さて、栄養学の専門ジャーナルに、関節痛に対する複合サプリメントの効果を示した臨床研究が、米国のグループから報告されていました。(Nutr J. 2013 Nov 25;12(1):154)今回の研究では、機能性食品素材を含むサプリメントを用いて、関節痛に対する作用が調べられました。具体的には、ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、膝や腰、足首、肩などの関節に3か月以上の自覚的な痛みを訴える成人男女100名(50-75歳)を対象に、複合サプリメント(1日あたりの投与量:グルコサミン硫酸塩 1500mg、MSM 500mg、セイヨウシロヤナギ(15%サリシン)250mg、ショウガ根抽出物50mg、ボスウェリア・セラータ抽出物(65%ボスウェリア酸)125mg、ウコン50mg、カイ... 詳細を見る

統合 医療, 未分類

HIV感染抑制やガンリスクの低下などマルチビタミン・ミネラルサプリメントの意義

マルチビタミンミネラルの効能は多岐にわたっている。ガンリスクの低下やHIV感染後の免疫脳低下の抑制効果があるのである**************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の米国医師会ジャーナルに、HIV感染初期におけるマルチビタミンおよびセレンのサプリメント投与による免疫機能低下抑制作用を示した臨床研究が、米国のグループ(Florida International University)から報告されていました。(JAMA. 2013 Nov 27;310(20):2154-63)HIV感染初期において、微量栄養素(ビタミンやミネラル)の低下が生じることから、マルチビタミン・ミネラルサプリメント投与の有用性が推測されます。そこで、今回の研究では、ART療法未治療の成人HIV感染者におけるマルチビタミン・ミネラルサプリメントによる微量栄養素投与の意義が検証されました。具体的には、ランダム化比較試験として、HIV(サブタイプC)感染初期(CD4細胞数が350/μL以上)の成人で、ART治療開始前(未治療)の患者878名を対象に... 詳細を見る