ビタミンDサプリメントによる全がん死亡率低下:

ビタミンDと大腸がんの関係やインフルエンザの予防効果は有名だが、癌全体の死亡率低下についての発表である。免疫良性作用や抗がん作用があることは示されていたが、全体的ながん死亡率に対する良い作用もあるようである。やはり癌患者さんのとるべきサプリメントはこうしたエビデンスの積み重ねがあるものを推奨されるべきだろう。****************************http://www.dhcblog.com/kamohara/がん研究の専門ジャーナルに、ビタミンDサプリメントとがん罹患率・がん死亡率との関連を検証したメタ解析が、米国のグループ(Harvard School of Public Health)から報告されていました。(Br J Cancer. 2014 Aug 26;111(5):976-80.)ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。また、各種の慢性疾患や生活習慣病では、ビタミンDが潜在的に欠乏している状態にあることも見出されており、健康保持・疾病予防の点から、ビタミンD3サプリメント(1日あたり1,000 IU... 詳細を見る

レスベラトロールの摂取と食道がんリスク低下

癌患者さんに勧めるサプリメントはビタミンC、D、マルチビタミンミネラル、そして、ケルセチン、レズベラトロール、そしてイソフラボンである。いろんなサプリメントが癌の発生抑制、また治療効果を持つのだが植物の中でもそういった作用を持つ者は限られているようで、上記のサプリメントがいつも顔を出している。***************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の栄養学の専門ジャーナルに、レスベラトロールの摂取と食道がんリスク低下との関連を示した疫学研究が、スウェーデンのグループ(Karolinska Institutet)から報告されていました。(Br J Nutr. 2014 Oct 27:1-8.)食事からのリグナン類、ケルセチン、レスベラトロールは、基礎研究においてがんリスク低下作用が示されています。また、ヒト研究では、リグナン類による食道がんリスク低下作用が見出されています。そこで今回の研究では、これらの3種類のファイトケミカルによる食道がんリスクへの影響が検証されました。具体的には、スウェーデンにおいて、症例対照研究として、食道腺がん患者181名... 詳細を見る

サプリメント療法, 統合 医療

植物・ハーブサプリメントによる有害事象は稀である

植物性のサプリメントで何か副反応を示す経験をしたことがない。もともと食品が主成分のものであり、かつサプリメントの形をしていてもそれほど大量ではないのだろう。また、ものによっては薬効成分を持つ植物は、大体が薬となって発売されていることが多い。薬にもなってないのに、薬効がある、薬効に近いものがあるのがサプリメントの面白いところだと思う。 ただし、この研究の中にあるようにカンゾウ、ダイズ、イチョウバには有害事象もあるようである。我々も時折検査などしつつ、サプリメントを使用する必要がある。**************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の臨床薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、植物・ハーブのサプリメントの有害事象に関するレビューが、イタリアのグループから報告されていました。(Br J Clin Pharmacol. 2014 Sep 24)今回のレビューでは、1.植物食品やハーブに由来するサプリメント摂取に関連したヒトでの有害事象、2.誤って毒性のある植物を利用したケース、3.植物/ハーブサプリメン... 詳細を見る

先端医療的がん治療

ブラジャーは乳がんリスクに無関係 

なんだかほのぼの笑える話題だったので掲載します。この話からいうと、きつめのパンツはいても精巣腫瘍にはならない気がしてきました。***********************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、ブラジャーの着用と、乳がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、米国のグループから報告されていました。(Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2014 Sep 5.)米国では、「長時間のブラジャー着用で乳がんのリスクが高まるかもしれない」というような都市伝説があるようです。そこで、今回の研究では、ブラジャーの着用と、乳がんリスクとの関連について検証が行われました。具体的には、症例対照研究として、米国シアトル地域の閉経後の女性(55~74歳)を対象に、乳がん患者群として、2000年から2004年の間に乳がんと診断された浸潤性乳管がん(IDC)454名および浸潤性小葉がん(ILC)590名、そして、対照群469名を対象に、ブラジャーの着用開始年齢、ブラジャーのカップサイズ、着用時間、アンダ... 詳細を見る

コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析

コーヒーを一日4杯飲んで全死亡率が16%低下、3杯で心血管死が21%低下と硫黄結果である。コーヒー、緑茶は東西を問わず知らぬうちに人々が求めていた飲み物ということだろう。**************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下作用を示したメタ解析が報告されていました。(Am J Epidemiol. 2014 Aug 24.)これまでの多くの研究において、コーヒーや緑茶、紅茶の摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が示されています。コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用、緑茶カテキンなどの作用を介した効果と考えられています。コーヒーやお茶の摂取と、(妊婦ではない、一般の成人において)2型糖尿病のリスク低下作用も知られています。そこで、今回の研究では、コーヒーの摂取量と、死亡率との関連が検証されました。具体的には、1966年から2013年までの前向き研究を対象に、コーヒーの摂取量と、全死... 詳細を見る