ステージⅣでも54か月後に64%の生存率PMVA療法

この4月30日から5月2日にかけてアメリカネバダ州のリノという町で統合医療の国際学会が行われた。私も例年参加しているのだが、そこで素晴らしい発表があった。ジェイムス・フォーサイス医師(century wellness clinic)による発表であるがステージⅣの患者さん750人を治療して4年半後の生存率が64%という発表だった。 全米癌学会の発表ではステージⅣの癌患者の5年生存率は約2%であるから、64%はいかにもずば抜けて高い数字である。しかもこの成績が自然療法中心のクリニックから出てきていることが素晴らしいと感じた。 治療内容もフォーサイス医師のプレゼンやその後ご本人、クリニック関係者に確認して聞いたところ、栄養療法の究極ともいえる内容だった。アミノ酸、ビタミン、ミネラル、パラジウム、モリブデン、アルファリポ酸、肝庇護剤、解毒剤、高濃度ビタミンC、過酸化水素点滴、DMSOなどを駆使しているのだ。 また、IPTを積極的に利用していた。IPTはインスリン強化療法と呼ばれている治療である。以前はアミグダリンなどの自然物質だけが使われていたが著効しない事から現... 詳細を見る

サプリメント療法, 統合 医療

緑茶抽出物による減量効果 

緑茶による減量効果について発表があった。緑茶は普段から飲んでいて減量効果があるし、血圧低下、脂質代謝改善、胃がんリスク低下効果がある。常用するに良いと思う。 **********************http://www.dhcblog.com/kamohara/臨床栄養学の専門ジャーナルに、高用量の緑茶抽出物による減量効果を示した臨床研究が、台湾のグループ(National Yang-Ming University)から報告されていました。 (Clin Nutr. 2015 May 29.) 緑茶には、ファイトケミカルの1種、カテキン類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。 今回の研究では、緑茶カテキン(EGCG:エピガロカテキンガレート)を含む緑茶抽出物による脂質代謝への作用および減量効果が検証されました。 具体的には、ランダム化二重盲検試験として、腹部肥満の女性102名(BMI 27以上、ウエスト周囲径80cm以上)を対象に2群に分け、・1日あたり856.8 mgの緑茶カテキン投与群 ・投与群 の2群について、12週間の介入... 詳細を見る

天然自然抗がん物質療法

コエンザイムQ10はスタチン薬によるミトコンドリア障害を抑制する 

 ミトコンドリア障害はがん治療にとっても大きな問題である。癌細胞は糖代謝中心の細胞であるため、ミトコンドリアの活性化はがん細胞の自然死(アポトーシス)を促進します。そのため、ミトコンドリアの活性化は非常に重要です。また、癌細胞は嫌気性代謝優位になっているためにミトコンドリア機能が障害されておりコエンザイムQ10やアルファリポ酸、高濃度IVC、コーヒーなどで治療効果が上がるとされている。また、細胞内の酸化という観点からもミトコンドリア障害は問題だ。繊維筋痛症にコエンザイムQ10が効くのも細胞内の代謝、酸化に関連があると思われる。 http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の欧州の薬理学専門ジャーナル(電子版)に、スタチン薬投与時に生じるミトコンドリア障害が、コエンザイムQ10サプリメント投与により抑制されるというデータを示した基礎研究が報告されていました。(Eur J Pharmacol. 2015 May 22.) スタチン薬は、LDLコレステロール合成を効果的に抑制しますが、 HMG-CoA抑制を介して、その下流において、 LDLコレステ... 詳細を見る

がん幹細胞を標的とする治療法

がん幹細胞を標的とする治療法 現在幹細胞に対する治療を模索している状況についての話が記載されていた。標準療法の抗がん剤では完全治癒しないのは幹細胞がなくならないためである。幹細胞には抗がん剤も放射線療法も効果がないことがわかっているが、これと言って変わる治療法も出てきていない。自然物質が幹細胞をやっつけると言われているが、あまりに効果が弱いため厳格な食事制限やメンタルの安定化をはかってそのうえでの治療となる。薬でやっつけるという考え方が間違っているとの意見もあるが、現実問題としてはそのような薬ができたら患者さんにとっては良いことである。自然療法の限界もあるわけだから。**************************http://weeksmd.com/2015/04/targeting-cancer-stem-cells-at-last/がん幹細胞を標的とする治療。 投稿者のブラッドフォード、MD 2015 年 4 月 22 日ウイークス医師コメント:今がん幹細胞が標的にされているし、新しい癌を持つ人々 に適しています。腫瘍学におけるリーダー は 化学療法と放射... 詳細を見る

先端医療的がん治療

美容師はがんリスクが高い可能性、WHO報告

美容師はがんリスクが高い可能性、WHO報告2008年03月27日 21:54 発信地:パリ/フランス発がん性のある化学物質が悪者ですね。これらの発がん性物質に接触しないことはたいせつなことでしょう。現在癌の原因、遺伝子の変異についてビッグデータによる遺伝子解析もされているらしいが、このままだとまだ数十年の時間が解析にかかるらしい。解析が終わってから対処法が研究されるのだからいつになるかわからない。それまで我々にできることは、発がん性物質を避けて、免疫を下がることを避ける。これに尽きるのではないか。********************http://www.afpbb.com/articles/-/2370500【3月27日 AFP】染髪剤などの化学薬品を扱う美容師はがんリスクがほかの人よりも高い可能性があるとする報告書を、世界保健機関(World Health Organisation、WHO)の国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer、IARC)が発表した。  IARCによると「美容師や理髪師といった職業では、発がん性... 詳細を見る