末期ガンから完全治癒した患者の研究

(integ cancer thera sep 2009)雑誌に発表された論文から。 ガンサバイバーと言われる人たちを対象にした研究が発表された。医学的には余命3ヶ月と宣告されたにもかかわらず、完全治癒にいたる患者さんがいる。彼らの精神的心理的な特徴は何か? それが完全治癒に至るための必須の条件だとしたら我々は何を学ぶべきだろう?従来の、物質主義的な治療ではなく人間的精神主義的な治療が必要かもしれない。 ということをこの論文は示していると思われる。実際に臨床の現場にいて、感じることは物質主義的な治療ではガンの根本治癒には至らないということである。 それでも治療をしないわけにはいかない。目の前に患者さんがいるからだ。しかし、本当の治癒に至るには物質主義的な薬物療法だけでは限界があることも事実である。この論文の趣旨は簡単に言うと3つの特徴があったと言うことだ。① 人生で何が大切なのかに対しての「確実な」理解があったこと②        人生を価値あるものに「自主的に」作り上げてゆくこと③        自尊心を強化し、他者への寛容と共感の気持ちをもち、より平和で喜ばしい... 詳細を見る

エピジーン、精神神経免疫

治療と治癒について

治療と治癒の違いを理解してください。 長年栄養療法を行ってきた。そもそもは平成10年ごろからはじめた「ビタミン外来」がその始まりだった。栄養素の過不足から病気が出来ている。薬で治療しても治癒しないのは対症療法を行っていて、本当に体が治っているわけではない。 そんなことが判って、従来の治療に飽き足らなくなってしまったのがその始まりだった。当時は整形外科の手術を頑張っていて、大腿骨頚部骨折の人工骨頭置換術の治療成績、その手術時間の短縮に燃えてもいた。もちろん成績はほぼ100%だったし、手術時間は30分前後で圧倒的に短い手術が自慢だった。 若い日の慢心である。 しかし、栄養療法を学びハタと気が付いた。俺は本当に治癒をもたらせているのか?手術で治療を行っても、もともとの筋力は戻らない。どうしても筋力は衰え、もともとの関節の動きは若干でも制限をされるし、全身の生命力は弱ってしまう。 あたり前である。私がこの手で筋肉を掻き分けて切断しその奥にある骨折部位を穿り出しているのである。そして、大腿骨骨頭靭帯を切離して摘出しているのだ。元の構造とはまったく... 詳細を見る

今日から学会出張です。

今日からダラスで開かれる学会に出席してきます。がん治療を始めて5年がたちました。ビタミンC点滴療法に出会ったおかげでこのような勉強ができることを幸せに思います。癌は現在人類最大の敵のように言われています。日本でも2人に1人がかかるといわれており、3人に1人は癌で死ぬといわれています。しかし、逆に言えば66%は癌では死なないのだから多い数とはいえないともいえます。ただ、マスコミの報道やおおくのがん患者さんをみているとあまりにも若いひとがなくなることが多くあり癌を恐れる気持ちになるのかもしれません。今まで勉強してきて、ビタミンCが癌に効果がある、アルファリポ酸が癌に効果がある、免疫療法が癌に効果がある、抗がん剤が効果がある、アガリクスが効く、・・・・・・・・・・・・・・・・・・いろんな情報を学び、経験させていただきましたが、決定打はないようです。決定的に正しい、唯一の方法があるとしたら、癌にならないことです。癌の予防こそ大切だと思っています。毎日発がん性のタバコを吸い、増癌性のある肉を食べ、睡眠時間が短く、日常生活で精神的にストレスをため、将来の夢を持たず、いつ死んでもいいと嘯いて、今しな... 詳細を見る

エピジーン、精神神経免疫

PTSDの原因物質

<PTSD>悪化の原因特定 名城大助教ら毎日新聞 4月15日(月)22時33分配信 強い恐怖を体験した時に発症する心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状は、特定のホルモンが脳内で過剰分泌されて悪化する可能性があることを、米ルイジアナ州立大を中心とするグループがマウス実験で突き止めた。グループの一員で、15日に発表した名城大薬学部の間宮隆吉助教(薬品作用学)は「PTSD発症の仕組みの解明や治療の確立につながる」と話している。研究結果は米科学アカデミー紀要に掲載される。 グループは、パニック障害に関連があるとみられているホルモン「コレシストキニン」がPTSDを悪化させる要因と仮説を立てた。遺伝子操作でこのホルモンが脳内に過剰分泌される特殊なマウスと正常なマウスを使って実験。両方のマウスに、人間の幼少期に相当する生後25日に強い電気ショック(トラウマ)、青年期に相当する生後2カ月にやや弱い電気ショック(トラウマを呼び起こすストレス)をそれぞれ与えた。その後、2度目のショックを与えた時のケージに再度マウスを入れると、特殊なマウスは正常なマウスに比べて長時間、「凍り付いて動かない」というPTS... 詳細を見る

エピジーン、精神神経免疫

ストレスの管理方法

ストレスに強い人はどんな人か?がん治療や難病にストレスは大きく関わっている。このストレスを無視しては治療は進まないと私は考えている。ストレスを受けにくい人がいるならばその人の秘訣を習うことは患者さんにとって大きなメリットがあるはずだ。 *****************http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130327-00000006-rnijugo-life「ストレス耐性」強い人の共通点はweb R25 3月27日(水)7時15分配信近年深刻化している社会人のストレス問題。うつ症状を訴えるビジネスマンが増えているようで、今まさに職場のストレスに悩んでいる人も少なくないだろう。しかし、かたや同じ職場で同じプレッシャーを受けているはずなのに、あまりストレスを感じていない人もいる。これはメンタルタフネスの個人差ともいえそうなのだが、一体そのような差はどこで生まれるのだろうか? メディカルケア虎ノ門の五十嵐良雄院長に伺った。「人間が不安を感じるのは、脳の中の扁桃体という部位で、そこで感じる不安が強くなると自律神経の中枢を刺激し、発汗... 詳細を見る