エピジーン、精神神経免疫

思春期のストレスがうつ病の一因に 名城大、マウスで解明

人間関係が悪い場合や両親からの愛情を受けずに思春期を過ごすと、脳内からストレスホルモンがでて原因不明の痛みを生じることがある。この痛みを放置するとうつに進行するのだろう。人間の病気はまずは心理状態が悪いことに起因しているのではないかということに疑いの目を向ける必要がある。http://www.nikkei.com/article/DGXNZO50710740Y3A110C1CR8000/*********************名城大学の鍋島俊隆特任教授らは、思春期に受けたストレスが成熟後の精神疾患につながる仕組みの一端をマウスを使った実験で解明した。精神疾患の遺伝要因を持つマウスを成長期に隔離してストレスを与えながら育てたところ、意思決定や注意力に関係する脳の神経回路に異常が起きた。 名古屋大学や京都大学などとの共同研究成果。18日付の米科学誌サイエンスに掲載される。 うつ病などの精神疾患は成長・発達期の心理的ストレスなども原因とされるが、発症する詳しい仕組みは不明だった。 研究チームは精神疾患の発症に関係するとされる遺伝子を持つマウスを人為的に作製。人間の思春期にあたる生後5~8週... 詳細を見る

エピジーン、精神神経免疫

心の恐怖感を捨てましょう。新年明けましておめでとうございます。

あるビジネススクールの校長先生からのメールです。心構えについて書いてくれています。人間の恐怖心のほとんどは妄想に等しいと主張しています。確かに一定の危機が訪れることはありますが、最も良くないのは恐怖心という心です。この恐怖心が病気を引き起こし、悪化させ、免疫力を低下させます。とても大事なことですが、人間は生まれたからには必ず死にます。死ぬことを忌み嫌い、避けて通ろうとする現代人には死生観が必要です。何のために生きるのかを持ち、そのために一生懸命に生きて死んでいくことそれが腑に落ちることが大切です。そして、そのあとは思い切った気持ちで、恐怖も不安も振り切って今の人生を生き抜くことを考えましょう。****************************あるビジネススクールの校長からのメール****************************人類が破滅すると思いますか?私は思いません。….マヤの予言か何かで2012年の12月に世界が崩壊し、人類が絶滅する!という話で盛り上がっていました。多くの人がビクビクドキドキして人類滅亡に恐怖を感じていました。高額なお金を出してシェルターを作ったり保... 詳細を見る

エピジーン、精神神経免疫

オーダーメイド医療の新たな可能性

新たな医学というとIPS細胞や幹細胞の治療などが頭に思い浮かびやすいが、実はもっとも新しい医学として私が注目しているのはこの精神神経免疫学である。これはその人の感情と免疫システムが密接に関連しており、ホルモンや神経伝達物質を検査してそれを同定することで免疫力の過不足を同定する。癌や精神神経疾患の多くがこのホルモンや免疫系からの以上で発症していることも分かりつつある。****************The role of psychoneuroimmunology in personalized and systems medicine.Methods Mol Biol.  2012; 934:3-19. PMID:22933138Yan QAbstractPsychoneuroimmunology (PNI) may provide the scientific basis for personalized and systems medicine. The exploration of the extensive interactions among psychological an... 詳細を見る

近年目立つ犬の精神疾患 人間よりもセンシティブな証拠〈AERA〉

犬の精神疾患が増えているらしい。人間の精神疾患も増えている。日本では年間3万人が自殺している。たった3万人かもしれないが、社会的存在である人間が市を選ぶということは社会に自分が必要ないと考えた結果の行動である。なんと悲しいことだろうか。精神疾患が犬のように環境を変えることで改善するならば人間にとっても同じことがより起こるだろう。人間のほうが前頭前野が発達しているのだから、思考や感情によって脳内の伝達物質が変化するのだ。現在社会の抱える問題は莫大な数と種類がありとてもすべてを解決することはできないだろう。しかし、これらの対応する方法はあるはずだ。なぜならば、2000年前から社会的な問題はあったし、民主主義が出現するまでは普通に奴隷制度や身分制度という不合理な社会だったからである。人間のこころをコントロールするもの、それも21世紀の医学の進歩が解明するものだろう。何もハイテクの医学がすべてではなく、むしろ人間の精神疾患はふるくて新しい精神神経学が解明する分野である。***************************************近年目立つ犬の精神疾患 人間よりもセンシティブな... 詳細を見る

エピジーン、精神神経免疫

心理的ストレスと癌

心理的ストレスと癌NIHアメリカ国立健康研究所のサイトからの紹介です。心理的ストレスが癌に関係することはほぼ明らかになっていますが、それを医学的、科学的に証明することは非常に困難であるようです。それは人間の愛情や優しさを科学的に証明できないことと同じであり、たいした問題ではありません。大事なことはストレスが癌を発生し、悪化するという事実です。このことから心理的ストレスをいかにして癒してゆくかを問題とするわけです。こんな例があります。ある会社の社長がすい臓がんになり診断されたときには肺転移があるステージⅣでした。余命は半年と非情にも宣告されました。しかし、抗がん剤治療は仕事の関係で受けられません。仕方なくあきらめて生活していると、社長仲間のA氏が尋ねてきて言いました。「お前は仕事ばかりして無趣味で何が楽しかったんだ?そんな重病になってまで仕事して本当に満足なのか?もし良かったら俺の趣味の車にでも乗って気晴らししてみないか?」A氏はフェラーリのオーナーさんで、車が大好きでした。早速患者さんはフェラーリに乗ります。そしてその車に感動し、余命がわずかであるにも関わらず購入してしまったのです。毎... 詳細を見る