オメガ3系脂肪酸(EPA+DHA)が乳がん患者での免疫調節と抗炎症作用を示す

オメガ3系脂肪酸(EPA+DHA)が乳がん患者での免疫調節と抗炎症作用を示す オメガ3油の一番の働きは抗炎症作用である。がん治療において炎症反応は癌の増大、進行を助ける大きな反応だ。この反応を止めるためにNSAIDの中でもCOX2阻害薬を使うのだが、天然物質ではオメガ3油が使われる。炎症が起きているかどうかはCRPなどの検査で分からないこともある。遺伝子検査を行えば炎症反応に反応する遺伝子が活性化しているかどうかがわかるので是非受けられたらいい。そして。もしその遺伝子が活性化していた場合にはNSAIDとオメガ3油を使用することをためらってはならない。****************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/category_12/今月の栄養学の専門ジャーナルに、乳がん患者において、オメガ3系必須脂肪酸(EPA+DHA)サプリメントによる免疫関連指標への作用を調べた臨床研究が、ブラジルのグループ(University of Brasília)から報告されていました。(Nutr... 詳細を見る

サプリメント療法, 未分類

ALSとメコバラミンというビタミン剤

ALS抑制薬、徳島大が治験開始…21年の製造販売承認目指す ALSに関するこのメコバラミンの効果については製薬会社からは申請が取り下げられているという事実がある。ひょっとするともともと利益の薄いビタミン剤であるからビジネス的においしくないと判断があったのかもしれない。もとより特許もないからである。 11/8(水) 13:52配信読売新聞(ヨミドクター)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171108-00050027-yomidr-sctch 徳島大学は7日、全身の筋肉が衰えて呼吸などが難しくなる難病「筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症」(ALS)の患者に、手足のしびれの治療などに使われる薬「メコバラミン」を投与する臨床試験(治験)を開始した、と発表した。 病気の進行が抑制できるか確認する。2021年初頭の製造販売承認を目指す。 全国19医療機関で、発症1年以内の患者128人を集め、本物の薬と偽薬の2グループに分けて16週間にわたり、週2回の筋肉注射を行い、経過をみる。 メコバラミンでは、06年から7年半にわたり、患者370人が参加した治験が行われ、6... 詳細を見る

ビタミンDと乳癌リスク

ビタミンDサプリメントが乳がんリスクを11%低減:シスター研究 ビタミンDをがんの患者さんに勧めることがよくある。コーヒーを飲むことと緑茶を飲むこともよく推薦する。がんという病気はビタミンDが治すわけではないが、リスクを下げると言う事は何らかのがんの発生を抑制する可能性が高いと考えられるからだ。癌の発生、がんの増殖に関するどこかを抑制的に働きかけていると考えられる。 ***********************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/category_12/今月の環境医学の専門ジャーナルに、血中ビタミンD値と乳がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、米国のグループから報告されていました。(Environ Health Perspect. 2017 Jul 6;125(7):077004.) 姉妹が乳がんの家族歴を有しているが、本人は乳がんではない女性において、(つまり、遺伝的に乳がんリスクを有していると推定されるが、乳がんには罹患していない女性)ビタミンDサプリメントの利用および血中ビタミンD値と、... 詳細を見る

ビタミンDが脂質抑制

 ビタミンDはビタミンCに勝るとも劣らない抗がん効果を持っている。さらにインフルエンザの予防効果があったり女性に関しては老齢化で起こる骨粗鬆症の治療にも使われている。サプリメントで摂取しやすいお勧めのビタミンである。******************************http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00000006-jij-sctchビタミンDが脂質抑制=脂肪肝、がん対策にも期待―京大時事通信 1/27(金) 2:07配信   京都大の上杉志成教授らの研究グループは、ビタミンDが体内で脂質の合成を抑制するメカニズムを解明したと発表した。この働きを活用すれば、脂肪肝やがん細胞の増殖を抑える薬の開発が期待されるという。論文は26日付の米科学誌電子版に掲載された。  ビタミンDは肝臓に入るとある化合物に変化するが、これをハムスターの培養細胞に投与して働きを調べた結果、脂質の合成を命令するたんぱく質「SREBP」を分解し、無くしてしまうことが分かった。  ただ、この化合物は腎臓でカルシウムの吸収を良くす... 詳細を見る

サプリメント療法

植物エストロゲンによる前立腺がんリスク低下作用:メタ解析アップデート 

 大豆製品が女性ホルモン様の働きをすることは知られている。そして、前立腺がんが男性ホルモンにリスクを依存していることも事実である。男性的すぎると男性器官の前立腺の癌のリスクが高まり、女性的すぎると女性器の乳癌、子宮卵巣がんのリスクが高まるというのも興味深い。 あまりのホルモン分泌と体が判断したらこれらの癌リスクが高まるのだろう。我々がコントロールできるのかどうかわからないが、性ホルモンのコントロールは本能やDNAにかかわる事なので、かなり意識的にしなければ難しいだろうと思う。 http://www.dhcblog.com/kamohara/category_12/食物科学の専門ジャーナルに、植物エストロゲンによる前立腺がんリスク低下作用についてのメタ解析アップデートが報告されていました。(Int J Food Sci Nutr. 2016 Aug 9:1-15.) 今回のメタ解析は、植物エストロゲンの摂取と、前立腺がんリスクとの関連について、最新研究を含めたアップデートが行われました。 具体的には、症例対照研究21報と、コホート研究2報がメタ解析の対象となり、 前立腺がん患者11,34... 詳細を見る