サプリメント療法

ビタミンDが低いと死亡率が高い。

ビタミンDが低いと死亡率が高い***********http://www.dhcblog.com/kamohara/公衆衛生学の専門ジャーナルに、血中ビタミンD値と、死亡率との関連を調べたメタ解析が報告されていました。(BMC Public Health. 2013 Jul 24;13(1):679)近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。65歳以上の全死亡率について、英国では、高緯度のグラスゴーのほうが、リバプールやマンチェスターよりも30%高いことが知られています。高緯度地域に居住する白人では、ビタミンD不足のリスクが高まります。そこで、今回の研究では、ビタミンDの低値と、死亡率との関連について、系統的レビューとメタ解析が行われました。具体的には、Medline, EMBASEといった各種データベースから2012年2月までの関連した研究が抽出されています。9報の24,297名の参加者がメタ解析の対象となりました。追跡期間中に5,324名が死亡しています。各種の交絡因子で補正後、血中ビタミンDが高値の群に比べて、低値の群... 詳細を見る

オメガ3油の大腸がんに対する効果

魚油サプリメントの抗炎症作用@大腸がん患者これからさまざまなガンに対して炎症が治まる反応が起きることが証明させるだろう。食生活や食事の内容によって知らず知らずのうちに体は反応している。******************http://www.dhcblog.com/kamohara/脂質研究の専門ジャーナル(電子版)に、大腸がん患者における魚油サプリメントの抗炎症作用を示した臨床研究が報告されていました。(Lipids. 2013 Jul 26.)EPAやDHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。さて、今回の研究では、大腸がん患者における魚油サプリメント投与による抗炎症作用が検証されました。具体的には、化学療法を受けた大腸がん患者11名を対象に、ランダム化偽薬対照試験として、1日あたり2グラムの魚油サプリメント(600mgのEPAとDHA)投与群(n=6)、偽薬投与群(n=5)の2群について、9週間の介入試験が行われています。関連指標は、最初の化学療法施行の前と9週間の介入後で比較されました。解析の結果... 詳細を見る

ビタミンCとDによる気分・感情改善効果@入院患者 

ビタミンCとDによる気分・感情改善効果@入院患者 ビタミンCはガン患者のQOLを高めることは以前から研究されてきていた。QOLとはクオリテイーオブライフであり、簡単に言うと患者さんの生活の質ということである。 QOLがあがるということは患者さんが生活に安らかさとか、気分の良さとか、体調の良さなどを感じるということである。同じことが通常の入院患者さんにもおきるということを発表したものだ。*******************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、入院患者において、ビタミンCとDの投与による気分・感情ストレス状態の改善効果を示した臨床研究が、カナダのグループから報告されていました。(Am J Clin Nutr. 2013 Jul 24.)急性期の病棟入院患者では、ビタミンCやビタミンDの低値が高頻度に認められます。(ビタミンCは抗酸化ビタミンの代表であり、病気の予防効果があります。急性期の病態では、ビタミンCが消費されます。また、ビタミンDも多彩な機能性が見出されており、さまざまな疾患では、... 詳細を見る

肝臓がんとマリアアザミ

肝臓がんとマリアアザミ マリアアザミとは葉っぱに白いまだら模様があるのが特徴。模様はミルクがこぼれたように見えるために、ミルクを聖母マリアに由来するものとしてマリアアザミの名がある。種子にはシリマリン (Silymarin) と呼ばれる4種のフラボノリグナン類 (flavonolignans) が多く含まれ、傷ついた肝細胞の修復を助けるとされている。ヨーロッパでは2000年以上も前から、主に肝臓の疾患などに対して種子が利用されてきた。近年では肝機能改善のためのサプリメントとして利用されている。ドイツのコミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)は、粗抽出物の消化不良に対する使用、標準化製品の慢性肝炎と肝硬変への使用を承認している。米国ハーブ協会の分類はクラス1で、適切に使用される場合、安全に摂取することができるハーブに分類されている。(wiki pediaより)************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月のがんと統合医療治療研究の専門ジャーナル(電子版)に、肝臓がんに対してマリアアザミ抽出物を投与した第1相臨床試... 詳細を見る

サプリメント療法

レスベラトロールによる血管内皮機能改善作用@高血圧+脂質異常症

レスベラトロールによる血管内皮機能改善作用@高血圧+脂質異常症 我々の健康に寄与するものは大きく分けて、食事、運動、免疫、自律神経、環境などがある。そのうちで多くの人に影響するものの最大のものは食べ物であり、特に植物性サプリメントはかなり有用だと思う。 最大と書いたのは食事がいくら良くてもガンになる人がいることから、食事が全てではないよと言いたいからだ。マクロビの厳しい食事をしながらなくなってゆく患者さんがたくさんいるから食事がすべてではないと考えるのだ。 食事以外では、自律神経の乱れが病気の原因になっているし、さらにその根源は精神的な不安定さだろうと思う。それが特に顕著に出てくるのがガンとうい病気だ。 がん患者さんは多くの人が、薬を求めている。これを飲んだら治るという薬だ。しかしそれでは完治しない症例があまりにも多い。なぜなら薬が足らなくて、サプリメントが不足していてガンになったわけではないからである。 ガンになったのはその患者さんの免疫力が低下しているからだ。その原因は自律神経が乱れているからだ。その原因は精神に不安定さが生じている... 詳細を見る