ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病

ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病ビタミンDはインフルエンザの予防効果、抗がん作用、免疫調整作用、など色々な効果が知られているが、糖尿病の改善作用もあることがわかった。********************http://www.dhcblog.com/kamohara/糖尿病学の専門ジャーナルに、ビタミンDサプリメント投与によるインスリン抵抗性改善作用を示した臨床研究が報告されていました。(Diabetol Metab Syndr. 2013 Feb 26;5(1):8)ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。ビタミンDは、インスリン分泌やインスリン感受性にも影響を与え、耐糖能の維持に重要な働きをしていると考えられています。そこで、今回の研究では、2型糖尿病患者において、ビタミンDサプリメントによるインスリン抵抗性への影響が検証されました。具体的には、30-70歳の2型糖尿病患者1... 詳細を見る

リコピンと魚油による大腸がん抑制作用

リコピンと魚油による大腸がん抑制作用ガンへの食事療法の期待は高まっている。抗がん剤で根治できないガンに対して食事療法や免疫を高める生活を推奨することは重要である。短期的な治療は抗がん剤が最も効果的だが、長期的には免疫低下を引き起こし、場合によっては緩和治療への道を進むこととなる。やはり長期的視点に立って治療を行うべきである。**************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/category_12/今月の分子栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、リコピンと魚油による大腸がん抑制作用を示した基礎研究が報告されていました。(Mol Nutr Food Res. 2012 Sep 7.) トマトには、カロテノイド系ファイトケミカルの1種であるリコピン(リコペン)が含まれています。赤色色素のリコピンは、抗酸化作用や抗がん作用を有しており、疫学研究では、肺がんや大腸がん、前立腺がんのリスク低減作用が知られています。また、先行のin vitro研究では、リコピンとEPA(オメガ3系脂肪酸)の併用投与によ... 詳細を見る

サプリメント療法, 抗加齢

ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用 

ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用 前立腺細胞の増殖は前立腺肥大とともに、前立腺がんに関しても重要な意味を持っている。その増殖を抑制する機序が明らかになったのは素晴らしいことである。*************************http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/1849今月の植物療法の専門ジャーナル(電子版)に、ノコギリヤシによる前立腺上皮細胞に対する作用を調べた基礎研究が、スウェーデンのグループ(Karolinska Institutet)から報告されていました。(Phytother Res. 2011 Jun 8.)男性では、加齢に伴って前立腺肥大症による排尿障害などの症状が生じます。良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。(ノコギリヤシは,多くの臨床試験によって有効性が示されており,安全性の高いハーブです。医薬品と比べても副作用が少なく,広く推奨できるサプリメント成分です。)また、民間療法では、前立腺炎に対しても用いられています。さて、今回の研究では... 詳細を見る

サプリメント療法, 抗加齢

前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン 

前立腺肥大の治療に可能性が出てきている。前立腺肥大と前立腺がんの増殖には深いところでは関連があるのだろうが、今回は肥大についての抑制的な効果が認められたことが報告されている。***************************http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/1923今月の泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、前立腺肥大の予防に対してノコギリヤシ+リコピン+セレンの併用が有用であることを示した基礎研究が報告されていました。(J Urol. 2011 Aug 18.)男性では、加齢に伴って前立腺肥大症による排尿障害などの症状が生じます。良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。(ノコギリヤシは,多くの臨床試験によって有効性が示されており,安全性の高いハーブです。医薬品と比べても副作用が少なく,広く推奨できるサプリメント成分です。)また、前立腺に対する働きとして、リコピンやセレンも知られています。リコピンはカロテノイド系ファイトケミカルの1種であり、前立腺がん予... 詳細を見る

すい臓がんに対するタンパク分解酵素による治療

がん治療の師匠、ウイークスのHPからの引用です。ぶたから作ったすい臓酵素によってすい臓ガンから生き返った歯科医がいたようである。1900年初頭のことである。この時に行われた治療はすい臓酵素コーヒー浣腸そして様々な栄養療法、食事療法である。2004年に新たにこの研究が見直され、ニコラス・ゴンザレスによって発表されている。日本でもこのようなサプリメントが手に入ると良い。***************************http://weeksmd.com/2013/01/enzyme-treatment-for-cancer/がんの酵素治療 私は驚いて、ドクター・ジョンBeard(膵酵素を用いて1910年に癌を治療していた非常に注意深いScottich発生学者)のすばらしい研究を読み畏敬の念を起こした。(CancerとそのScientific BasisのEnzyme Treatmentは、1911を発表した)彼の仕事について知ったことだが、マリー・キューリーにより発明された放射線による刺激的な治療法は彼の仕事と同時期に行われた。そしてそれは今では誤っていることとわかっているが、当時は... 詳細を見る