UCSDの研究者は癌リスク低下にビタミンDが必要であると発表

患者さんに積極的に摂取してほしいビタミンにビタミンDが追加されることに異論は無いだろう。ただし、その量はかなりのものである。ちなみにビタミンD1000IUを食事で摂取すると結構な量になる。植物性のものよりもサケなどの動物性のものから摂取するほうが能率が良いようである。***************http://www.cancerit.jp/cancer_references/archive/No185_VitaminD3.html2005/12  原文へカリフォルニア大 サンディエゴ校UCSD Medical Center, Moores Cancer Centerカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)医療センターのMoores 癌センターの癌予防専門家によれば、毎日1,000IUのビタミンD3を摂取すると、大腸癌、乳癌、および卵巣癌など特定の癌の発症リスクを最大50%まで下げられる。研究者らは、毎年何百万人もの生命を奪う疾患を予防するための安価な手段として、ビタミンD3の摂取を増やすよう迅速な公衆衛生上の対応措置を求めている。『Journal of Steroid Bioch... 詳細を見る

ビタミンD不足がガンのリスクを高めていることが分かっている。

ビタミンDの抗癌作用、ガンのアポトーシス(自然死)、がん細胞の分化(正常細胞化)という大きな作用が存在するにも関わらず、ビタミンDでは特許が取れないため、製薬会社はこの研究を放棄している。 天然の物質が人間の体に良い影響を与える良い例ではないか。今すぐにでも研究費を出して研究してほしい分野であるが、利益にならないことは追求しないという今の社会ではきっとこの情報も埋もれてしまうのだろう。 *********************http://www.cancerit.jp/cancer_references/archive/No185_VitaminD3.htmlビタミンDと癌 /cholecalciferol-council.com(VitaminD Council)    原文へビタミンDと癌について無理なく読んで理解するには、3つの単語を記憶しておく必要がある。3つの単語とは、コレカルシフェロール(cholecalciferol)、カルシジオール(calcidiol)、およびカルシトリオール(calcitriol)である。① コレカルシフェロールとは、自然に生成されるタ... 詳細を見る

ビタミンD摂取による肺がんのリスク低下~非喫煙女性において

 肺がんリスクをビタミンDが低下する研究がある。ビタミンDは肺がんに限らずさまざまなガンのリスクを低下するが、ガンの幹細胞の正常化をもたらす研究も出てきている。********************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、女性において、ビタミンDサプリメントの摂取と、肺がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、米国のグループから報告されていました。(Am J Clin Nutr. 2013 Aug 21.)ビタミンDには免疫調節作用や抗がん作用があることから、アンチエイジング医学の分野では、ベーシックなサプリメントとして、一日あたり1,000 IUから2,000 IUのサプリメント摂取が推奨されています。先行研究では、ビタミンDは、特定のサブグループにおいて、肺がん予防効果を有することが示唆されています。そこで、今回の研究では、女性において、ビタミンDの摂取と肺がんリスクとの関連が調べられました。具体的には、前向きコホート研究として、1993年から2010年の追跡期間の閉経後の女性128,779名が対象... 詳細を見る

ニンニクや緑茶の摂取が多いと肺がんリスクが低い

WHOが勧告している健康的な食事のピラミッドにもにんにくは最上位に挙げられている。食事とガンの予防は大切な分野だろう。これをサプリメントで摂取することと食事の摂取にはこれまた大きな違いがある。食事をなるだけ自然のもので取ることは推奨されて当然だが、わざわざサプリメントを摂取して毎日の食事は適当では困ったものだ。私も反省する分野である。*******************http://www.dhcblog.com/kamohara/ニンニクや緑茶の摂取と、肺がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、中国のグループ(Nanjing Medical University)から報告されていました。(Zhonghua Liu Xing Bing Xue Za Zhi. 2013;34:114-9.)ニンニクは、抗凝固作用があり、脳梗塞など動脈硬化性閉塞性疾患のリスクを低下させると考えられます。機能性食品分野の研究では、ニンニク抽出物による脂質異常症改善作用や高血圧改善作用が知られており、サプリメントとして広く利用されています。緑茶には、ポリフェノールの1種である緑茶カテキンが含まれており、抗酸化... 詳細を見る

プロアントシアニジンによる子宮体がんリスク低下作用

プロアントシアニジンによる子宮体がんリスク低下作用 食事とガンの関連が示唆される文献である。**********************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、プロアントシアニジンによる子宮体がんリスク低下作用を示した疫学研究が、イタリアのグループから報告されていました。(Br J Cancer. 2013 Aug 6.)発がんには酸化ストレス障害が関与することから、がん予防(がんリスク低下)には、抗酸化作用を持つ機能性食品成分の摂取が推奨されます。基礎研究では、カロテノイドやフラボノイド類など各種ファイトケミカルの抗酸化作用や抗炎症作用を介した抗がん作用が示されています。さて、今回の研究では、フラボノイド類の摂取と、子宮体がんとの関連が調べられました。具体的には、イタリアでの症例対照研究として、組織学的に子宮体がんと確定診断を受けた454名と、対照群908名を対象に、食事調査が行われ、各種のフラボノイド類(フラバノール、フラバノン、フラボノール、アントシアニジン、フラボン、イソフラボン、プロ... 詳細を見る