プロアントシアニジンによる子宮体がんリスク低下作用

 

食事とガンの関連が示唆される文献である。

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今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、プロアントシアニジンによる子宮体がんリスク低下作用を示した疫学研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Br J Cancer. 2013 Aug 6.)

発がんには酸化ストレス障害が関与することから、がん予防(がんリスク低下)には、抗酸化作用を持つ機能性食品成分の摂取が推奨されます。
基礎研究では、カロテノイドやフラボノイド類など各種ファイトケミカルの抗酸化作用や抗炎症作用を介した抗がん作用が示されています。

さて、今回の研究では、フラボノイド類の摂取と、子宮体がんとの関連が調べられました。
具体的には、イタリアでの症例対照研究として、組織学的に子宮体がんと確定診断を受けた454名と、
対照群908名を対象に、食事調査が行われ、
各種のフラボノイド類(フラバノール、フラバノン、フラボノール、アントシアニジン、フラボン、イソフラボン、プロアントシアニジン)の摂取量が計算されています。

主な交絡因子で補正が行われ、4分位での解析の結果、プロアントシアニジンの摂取が多い群では、
子宮体がんリスクの有意な低下との相関が見出されたということです。
その他のフラボノイド類では有意な相関は認められていません。
なお、肥満ではない女性において、フラバノンやイソフラボンの摂取と、子宮体がんリスクとの間に負の相関が示唆されました。

また、フラバノンについては、ホルモン補充療法を行っていない女性での負の相関が示唆されています。
以上のデータから、フラボノイド類のうち、プロアントシアニジンの摂取による子宮体がんリスク低下作用が示唆されます。今後、介入試験による検証などが期待される分野です。

プロアントシアニジン含有サプリメントとしては、
ピクノジェノールがあります。