サプリメント療法

植物性エストロゲン(イソフラボン)は男性の前立腺がんを予防する

JACC Studyに興味深い記事があったので転載します。********************************************************************http://www.aichi-med-u.ac.jp/jacc/reports/ozasa2/index.html1988年から90年に生活習慣の質問票にお答えいただいて血液をご提供いただいた14,105人の男性の人たちから、 1999年末までに前立腺がんに罹られた(亡くなった方を含みます)52人の方と、それらの人と年齢と居住地域を合致させて適切に選んだ対照の方(前立腺がんでない方)151人とについて、保存血清中の植物由来エストロゲン活性物質(植物エストロゲン)の濃度を比較しました。公表雑誌:日本癌学会誌(Cancer Science) 95巻、1号、65-71頁、2004年。日本疫学会誌(Journal of Epidemiology) 15巻、増刊2号、196-202頁、2005年。 公表されている研究成果へ植物エストロゲンとは何か? 主に大豆に含まれるイソフラボン類と呼ばれる物質は、弱... 詳細を見る

大豆イソフラボンは乳がんに有効である。

http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/315.html-「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果-私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所(呼称は2008年現在)管内にお住まいだった、40~69才の女性約2万5000人の方々を、平成14年(2002年)まで追跡した調査結果にもとづいて血中イソフラボン濃度と乳がん発生率との関連を調べた結果を、専門誌で論文発表しましたので紹介します (Journal of Clinical Oncology 2008年26巻1677-1683ページ)。保存血液を用いた、コホート内症例対照研究多目的コホート研究を開始した時期(1990年から1995年まで)に、一部の方から、健康診査等の機会を利用して研究目的で血液を提供していただきました。... 詳細を見る

サプリメント療法, 統合 医療

ビタミンDはガン、繊維筋痛症、花粉症、などを予防する

ビタミンDに関してまとめてあるブログがあったので紹介したい。血中濃度を測定して必要なら投与するべきだろう。****************************************************http://www.nakamurahiroshiseikei.com/pickup/p001.htmlビタミンDについて1980年代よりビタミンDの効能は様々な分野で報告されています。 「骨粗鬆症」、「ほとんどすべてのがん」、「感染症」、「炎症性腸疾患」、「糖尿病」「多発性硬化症」「自己免疫疾患」「アトピー」「関節リウマチ」「花粉症」「慢性疼痛」などなどです。下記に記しているのは2012年6月29日私がブログで書いた内容です。この中で述べているように、難治性の様々な疾患にビタミンD不足が関与している可能性があります。もし不足していたら、ビタミンDの内服を含めて何らかの対応が必要です。当院では血中ビタミンDを測定して低下していれば1000-10000IUの不活化型のビタミンDの内服をお勧めしています。血中濃度を測定しなくても例えば「アトピー」「関節リウマチ」「花粉症」「関節リウ... 詳細を見る

大豆という抗癌食品

大豆という抗癌食品コメント: 大豆製品がよいものだということはさまざまな研究結果から推測される。エストロゲン受容体陽性の患者に関してはまだはっきりとした結果は出ていない。気にする人は摂取しないほうがいいかもしれないし、摂取してもよいかもしれない。これはまだはっきりとした結果が出ていないのだ。ただ、前立腺がんや大腸がん、には効果的であるしがん予防に関しても期待できるだろう。私は患者にこれを勧めているし積極的に摂取してよい食品だろうと思っている 大豆製品、発酵性大豆エキス、 多数の研究は、大豆の特定の植物化学物質が癌のリスクを低下させるのを助ける、そして、これらの物質の生物学的利用能が発酵によって非常に増加することを証明した。ミソ、テンペーと納豆のような発酵性大豆製品は中国人と日本人の食事の自然の部分である。そして、その人は乳がん、結腸と前立腺ガン(これが他の食事のおよび生活様式因子に関連がある可能性もあるにもかかわらず)の低リスクがある。責任がある植物化学物質は、イソフラボン、ゲニステインとダイドゼインを含む。ゲニステインは、癌細胞が癌細胞が体の免疫系の発作を乗り切るのを助けるタンパク質... 詳細を見る

がん幹細胞の新たな研究

癌の幹細胞が再発に関して有力な原因となっている。では幹細胞を死滅することは不可能なのか?現在その薬剤を見つけようと研究が進んでいる。また、遺伝子学の分野では癌の発現、進行を促進する遺伝子は食事と適度な運動、免疫力の向上で不活性化することも言われてきている。これはどういうことだろう?がん治療に新たな分野が生まれ始めているということだ。当院では自律神経免疫療法を推進することになった。また、食品で癌抑制遺伝子のスイッチを入れるものがいくつか見つかっている。以前にも書いたと思うが、大豆イソフラボンやレズベラトロール、ケルせチンなどである。これらのサプリメントも治療には有効である。**************************http://www.cancer.gov/ncicancerbulletin/080712/page2新たなアプローチで得られた癌幹細胞の根拠遺伝学的ツールを利用して、マウスにおいて腫瘍増殖を促進しているとみられる細胞の亜集団が同定された。3つの独立した研究グループから得られた本知見は、あらゆる種類の腫瘍細胞を生じさせる幹となる自己複製細胞によって一部の腫瘍は維持さ... 詳細を見る