レスベラトロールによる血管内皮機能改善作用@高血圧+脂質異常症

 

我々の健康に寄与するものは大きく分けて、食事、運動、免疫、自律神経、環境などがある。そのうちで多くの人に影響するものの最大のものは食べ物であり、特に植物性サプリメントはかなり有用だと思う。

 

最大と書いたのは食事がいくら良くてもガンになる人がいることから、食事が全てではないよと言いたいからだ。

マクロビの厳しい食事をしながらなくなってゆく患者さんがたくさんいるから食事がすべてではないと考えるのだ。

 

食事以外では、自律神経の乱れが病気の原因になっているし、さらにその根源は精神的な不安定さだろうと思う。

それが特に顕著に出てくるのがガンとうい病気だ。

 

がん患者さんは多くの人が、薬を求めている。これを飲んだら治るという薬だ。しかしそれでは完治しない症例があまりにも多い。なぜなら薬が足らなくて、サプリメントが不足していてガンになったわけではないからである。

 

ガンになったのはその患者さんの免疫力が低下しているからだ。

その原因は自律神経が乱れているからだ。

その原因は精神に不安定さが生じているからだ。

 

また、患者さんの遺伝子ががん化する理由は最近エピジェネテイックという考え方で表現されるようになった。

アメリカでは精神神経免疫学ともいう。この学問もまた、人間の心の問題を解決する方法を模索している。

 

ではどうすればいいか?

いまはまだ、言葉にできませんが、いつか患者さんに伝えていこうと思う。

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今月の高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、高血圧+脂質異常症の患者におけるレスベラトロールによる血管内皮機能改善作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Hypertension. 2013 Jun 10)

レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。
さて、今回の研究では、レスベラトロールによる血管内皮機能保護にかかわる分子メカニズムが調べられました。

具体的には、高血圧で脂質異常症の患者59名を対象に、上甲状腺動脈に対するレスベラトロールの作用が測定されています。
解析の結果、レスベラトロールは、NO代謝を介して血管内皮機能障害を抑制し、血管内皮のNO合成酵素活性を亢進し、テトラヒドロビオプテリン値を増加、血管内皮の酸化ストレスを抑制した、ということです。

次に、高血圧症でも脂質異常症でもなく、甲状腺手術を施行した患者において、
レスベラトロールによるアセチルコリン反応性血管弛緩作用への作用が調べられましたが、
このセッティングでは、レスベラトロールによる作用は認められませんでした。

以上のデータから、レスベラトロールによる血管内皮機能改善作用が示唆されます。
今後、心血管イベントを指標にしたRCTなどによる検証が期待されます。
現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。

例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用
レスベラトロールによる糖尿病予防
レスベラトロールによる糖代謝改善作用
レスベラトロールの心不全リスク低減作用
レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム
レスベラトロールによる抗がん作用
レスベラトロールによる大腸がん抑制作用
レスベラトロールの抗炎症作用
動脈硬化抑制作用
という報告があり、ヒト臨床研究では、
レスベラトロールによる肥満者での代謝改善
レスベラトロールによる糖尿病改善作用
レスベラトロールによる脳循環改善
子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果
という報告が知られています。