タバコとがん、がん治療と日常生活

周囲のたばこ、78%「不快」=がん治療と仕事、6割弱が両立不可能-内閣府初調査 内閣府の世論調査ではタバコに対する嫌悪感が存分に表れていた。確かに副流煙も気になるし、歩きたばこも気になる。そもそも昔のようにタバコを吸う人も減っているのでこの流れは止まらないだろう。昔は映画の中でも探偵役や男のハードボイルドな主役級の男性はたいていタバコを吸っていた。タバコの喫煙率は年々低下しているのに肺がんは増え続けている。だからタバコが肺がんの原因だとは言えない。しかし癌全体がいろんな原因で起きていて、タバコもその原因の一つであることも間違いはない。またこの報道では、がん治療が日常生活と両立しにくいと国民が考えている事が示唆されている。確かに入院、手術、抗がん剤治療などなどがん治療は大変であることは間違いがない。なるだけがんの発生因子を避けて暮らしたいものだ。****************************https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190927-00000120-jij-pol9/27(金) 17:15配信内閣府は27日、たばことがん対策に関する... 詳細を見る

天然自然抗がん物質療法

ニンニクと健康効果~胃がんについて

ニンニクと健康効果先日、オリーブオイルとアーモンドで遺伝子が変わる話を書きました。NHKの特集だったのですが、今までも地中海料理は長寿の食事として注目されていましたが、科学的に遺伝子が変化することが分かったのでした。通常、食事が健康に与える影響は、統計データで説明されます。この食品を食べている人と食べていない人では10年後に疾患の発生率がこれだけ違っているとかです。しかし、今回の遺伝子の研究は違っていました。ある食品を食べる前と半年間食べた後ではどのくらい遺伝子に変化があったのかが調べられたのです。結果は素晴らしいものでした。食事の摂取によって遺伝子に変化が認められたのです。今回のニンニクも同様に近い将来、遺伝子の変化がある事が判明するでしょう。ニンニクに限らず、いろんな食品が人間の遺伝子を変えてゆきます。それは食品だけではありません、心のもちようや瞑想修行などの宗教的哲学的な思考の変容、呼吸法によっても遺伝子は変化するのです。これをエピジェネテイックスと言います。ニンニクが良いとわかっていても毎日食事でとれない人はサプリメントを考えてみてもいいと思います。 *************... 詳細を見る

天然自然抗がん物質療法

オリーブオイルによる膀胱がんリスクの低下

 先日NHKの番組で、遺伝子のスイッチについて解説していた。その実験はオリーブオイルとアーモンドの摂取を6か月続けることでがん抑制遺伝子のスイッチが入るという実験だった。がん遺伝子は200程度の数があるのだが、そのうち100個以上のがん遺伝子が癌抑制方向に変化したという説明だった。癌治療の現場では、ステージがⅣになるとなかなか治療効果が出ないことが多く、免疫療法や高濃度ビタミンC点滴を行っても著名な改善はないことが多い。最近ではPD-1阻害薬であるオブジーボやキートルーダの発売によって、免疫の状態を改善できる治療法が出てきている。この働きを何とか食事で作れないものかと思う。食事のとり方で遺伝子が変わり、まるでPD-1阻害薬と同じように免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようになればこれほどいいことはない。番組の中では食事にオリーブオイルとアーモンドを加えて、半年で遺伝子の変化が出ていた。食事に普段から注意することは癌の予防にも効果がある事は確かに証明されている。一歩進んで、がん治療にも食事の変化が利用できればいいなと思う。そして、患者さんも食事に関する良い情報を知り、毎日の食事の実... 詳細を見る

がん治療の症例

がん治療について最近の統合医療の症例を提示したいと思います。免疫療法やビタミンC点滴療法が当院で主に行っている治療です。癌治療には食事療法や適度な運動、太陽光を浴びること、自然の中で過ごすこと、また人と人とのつながりや精神状態も大切です。一人目の患者さんは胃がんのステージⅣで腹膜播種があります。病院によってはこの段階で余命を宣告したりします。また、「もうこの病院には来なくていいです。ここは治療する人のための病院なのであなたは治療しても治らないから治療はしません。ですからお引き取り願います」などという病院もあるらしいです。ひどい話だと思います。この患者さんは以前から免疫療法やビタミンC点滴療法に興味があり去年当院に来院されました。治療方法を相談の上、免疫療法を開始しました。樹状細胞ワクチン療法と活性化Tリンパ球療法、NK細胞療法です。樹状細胞ワクチンを作るためには単球を成分採血する必要があります。成分採血とは血液透析と同じように3時間程度かけて、単球という成分だけを取り出す操作です。単球は血液中に非常に少ない細胞だからです。この操作をせずに単に採血して200ml程度の血液からわずかな単球... 詳細を見る

先端医療的がん治療

癌は不治の病か~古くて新しい統合医療

がん患者さんが当院にはやってくる。毎月たくさんの方が話を聞きに来て、通院されている。昨日もある患者さんがやってきた。某大学病院や某センターや某官立の病院で余命が半年しかないのでホスピスに行ってくださいと言われた方である。そのほかに来るのもほとんどがもう治療法はないといわれた方たちである。つい先日まで普通に生活していて、体調不良があり検査したら末期だったとか、検診を受けていなかったとか体調不良があったのに検査していなかった、放置していた方たちもいる。または数年前からがんと闘い、痛みのある手術に耐え、副作用の強い抗がん剤治療にも耐え、何とかしのいできた方たちもいる。しかし、病魔の勢いは強く検査すると進行していた、それでも、これではいけないと思い、後悔し、たばこもお酒もやめて生活を律して何とか助かりたいと思ってきた方たちだ。しかし、不幸にもガンは進行して悪化した。そして、病院の偉い先生たちに「もう治療法はありません。あとはホスピスで過ごしてください。ここでは何も治療はないので来なくてもいいです」と言われて失望し、悲観し、あきらめの気持ちも出てきて、それでも何か治療法があればいいなという思いで... 詳細を見る