サプリメント療法, 未分類

葉酸サプリメントによる大腸がんの予防効果

葉酸サプリメントによる大腸がん一次予防効果葉酸は動脈硬化のリスクとともに大腸がんリスクを下げる働きを持っている事が明らかになっている。 ******************今月のがん予防の研究ジャーナル(電子版)に、葉酸サプリメントによる大腸がんの一次予防効果を示した臨床研究が、中国のグループから報告されていました。(Cancer Prev Res (Phila). 2013 May 16.)大腸腺腫は、大腸がん(結腸・直腸)の前駆段階であり、いくつかの因子が、大腸腺腫リスク低下作用が示唆されています。今回の研究では、葉酸サプリメントによる大腸腺腫リスクへの影響が調べられました。具体的には大腸腺腫を有していない50歳以上の被験者を対象に、・1日あたり1,000μg(1mg)の葉酸サプリメント投与群、・非投与群の2群について、3年間の介入が行われ、血中葉酸値および大腸内視鏡による評価が行われました。791名(91.98%)が試験を完了しました。大腸腺腫は葉酸サプリメント投与群では64名(14.88%)、非投与群では132名(30.70%)に認められました。まず、葉酸サプリメント... 詳細を見る

サプリメント療法

キノコ類による免疫調整作用

キノコ類によるIL-23を介した免疫調節作用***************************今月の栄養学の専門ジャーナルに、シイタケなどのキノコ類による免疫調節作用のメカニズムを調べた基礎研究が、米国のグループ(Oklahoma State University)から報告されていました。(Nutr Res. 2013 May;33(5):388-396.)キノコ類には、ベータグルカンなどの多糖類が含まれており、免疫調節作用を介した抗がん作用や生活習慣病予防作用などが示唆されています。そこで、食用キノコや薬用キノコは、健康食品・サプリメントの成分としても用いられています。例えば、アガリクスや霊芝、メシマコブ、マイタケなどです。これらのキノコ類に関する研究として、まず、多くの基礎研究で抗がん作用や免疫調節作用が知られています。臨床研究では、QOL改善作用を示した報告などがあります。(がんの補完療法としてのRCTを組むのは容易ではありません。)また、食用キノコとしてシイタケ(Lentinus edodes)には、有効成分としてレンチナン((1-6,1-3)-β-グルカン)が含まれていま... 詳細を見る

先端医療的がん治療

抗CD47抗体という新しいがん治療薬

抗CD47抗体という新しいがん治療薬ウイークス先生のHPから新しい情報を得たので日本語で探していたらとてもわかりやすいサイトがあったので報告する。http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/1617349.htmlたった一つの方法で、ヒトの乳がん、卵巣がん、大腸がん、膀胱がん、脳腫瘍、肝臓がん、前立腺がんといったあらゆるがんが治ったとしたら?そんなオールマイティーな抗がん剤へのヒントを、米・スタンフォード大学のIrving Weissman氏らは、発見したようです。CD47と呼ばれるタンパク質に対する抗体を与えられたマウスでは、移植されたヒトのあらゆる種類のがんが縮小あるいは消滅したというのです。このCD47タンパク質を標的とすることで、あらゆるがんに効く万能な抗がん剤開発も夢ではなくなるかもしれません。 ■ CD47は貪食細胞の攻撃を防ぐ盾 CD47タンパク質は通常、赤血球や血小板、リンパ球といった血球系の細胞表面に存在し、身体の中で不要となった細胞を食べて掃除する働きをもつマクロファージや樹状細胞などの貪食細胞に対し、「... 詳細を見る

先端医療的がん治療

子宮内膜ガンと運動

子宮内膜ガンサバイバーは日々の達成感が強いほど、身体活動をより高めやすい。 **********************************http://www.cancerit.jp/家庭で行われた介入研究により、自己達成感が増加するほど癌サバイバーの運動習慣はより長期にうまくいくことが示されるM.D.アンダーソンがんセンター2013年3月8日子宮内膜癌サバイバーは、日々の自己達成感が高いほど、身体活動をより高めやすく、かつ、その継続時間が長くなる傾向が強い、とHealth Psychology誌(アメリカ心理学会からの出版物の1つ)電子版に掲載された研究で示された。 「いつも座りがちだと、子宮内膜癌などの癌リスクが増加します」とKaren Basen-Engquist博士(M.D.アンダーソンがんセンター行動科学部門教授兼本研究の責任者)は述べた。「癌サバイバーが運動すると、その身体機能や心理的健常性が改善されるだけでなく、他の種類の癌や他の慢性疾患のリスクも減少します」。 米国国立癌研究所の資金提供を受けた本研究で、研究者らは子宮内膜癌サバイバー... 詳細を見る

サプリメント療法

緑茶カテキンと乳がんについて

緑茶カテキンの乳がんに対する抗がん作用・抗炎症作用緑茶の力はどの程度強いのだろうか?おそらくはこういう抗炎症作用、抗酸化作用はガンにならないために普段から摂取したほうがいいということだろうと思われる。治療効果としては緩徐に働くために治療期間が長いという欠点もある。なんにしろ普段からこういうよいうものは生活に取り入れるべきである。 ***********************************http://www.dhcblog.com/kamohara/category_12/今月の細胞生物学の専門ジャーナルに、緑茶カテキンによる乳がんに対する抗がん作用と抗炎症作用を示した基礎研究が報告されていました。(Vasc Cell. 2013 May 2;5(1):9.)緑茶には、緑茶カテキンが含まれており、多くの基礎研究や疫学調査によって、抗がん作用、がんリスク低減作用が示されてきました。特に、EGCGが主要な効果を示すと考えられています。さて、今回の研究では、乳がんに対する緑茶カテキンEGCGの作用として、HIF-1alpha とNFkappaB活性への阻害作用、VEGF... 詳細を見る