ヨガと囚人の心理~難病と心理の関連

オックスフォード大学の発表である。ヨガが囚人の心理に良い影響を与えたという結果が出ている。ヨガを一種の運動と捉える向きが有り、それを何か東洋的なリラクセーションとして考えている人もいるだろう。しかし、ヨガは実は瞑想のための準備運動である。カラダを整えて心を集中するための手段として行っているのだ。本当は瞑想したほうが良いのだろうが、囚人が瞑想をいきなりすることのほうが困難かもしれない。 囚人の話なんて聞きたくないと思う人もいるだろう。囚人の心理が病人の心理と近いなんて誰も思ってないだろう。しかし、人のストレス反応を起こすのが心理だとすると病人の心理も囚人の心理も似たようなストレスを抱えており、ストレスに悩んでいるとも考えられるのだ。 難病の方はヨガや瞑想を試す価値があると思う。 出典はウイークス先生のブログからであるhttp://weeksmd.com/2013/07/yoga-in-prison/****************************************************週博士のコメント:ヨガは多くの周知の有益性を持つ-現在刑務所に提供されて、利点は明らかで... 詳細を見る

先端医療的がん治療

テストステロン(男性ホルモン)と前立腺ガン

テストステロンと前立腺ガン敬愛するウイークス先生のブログより前立腺がんの増悪因子には男性ホルモンであるテストステロンがある。しかし、テストステロンを除去するために睾丸摘出手術をしても効果がないケースもある。効果があるケースもある。患者さんごとに違っているのでむつかしいものだ。**********************************http://weeksmd.com/2013/07/testosterone-and-prostate-cancer-2/週博士のコメント:科学は、現実を検査するための方法論以外の何でもない。それはバイアスを持たなくて、結果(プロセスだけ)に関心を持たない。考えて、科学的に調査することは、再生可能なおよび論駁可能であるプロセスへの付着を必要とする。これはそこで「専門家の意見」である、そして、そして、「コンセンサス位置」は科学と相違する。多くの因子は、科学を除いてコンセンサスと専門家の意見に影響することができる。利潤動機と誘因は、例えば、科学的プロセスであることが意味されることを損なう、しかし、より詳細な詳細な調査に応じて、悲しいことに、科学的な質... 詳細を見る

大豆の摂取は肺がんリスクを低下する

大豆摂取は肺がん以外にも広く推奨されるべき食事だと思われる。色々なエビデンスが出ているが今回は肺がんについて。*********************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の栄養学の専門ジャーナルに、大豆製品の摂取と、肺がんリスクとの関連を調べたメタ解析が報告されていました。(Nutr Cancer. 2013 Jul;65(5):625-32.)大豆では、大豆タンパクによる脂質代謝改善作用、大豆イソフラボンによる女性ホルモン様作用や抗酸化作用を介した機能性などが知られています。さて、今回の研究では、大豆製品の消費量と、肺がんリスクとの関連についてメタ解析による検証が行われました。具体的には、疫学研究11報を対象に、大豆あるいはイソフラボンの摂取量の最高群と最低群について、肺がんリスクとの相関が調べられています。解析の結果、大豆たんぱくの摂取量と、肺がんリスクとの間に負の相関が見出されました。(OR = 0.98, 95% CI = 0.96 to 1.00)また、非喫煙差では、喫煙者に比べて、負の相関が有意に大きくなっています。(OR ... 詳細を見る

末期ガンから完全治癒した患者の研究

(integ cancer thera sep 2009)雑誌に発表された論文から。 ガンサバイバーと言われる人たちを対象にした研究が発表された。医学的には余命3ヶ月と宣告されたにもかかわらず、完全治癒にいたる患者さんがいる。彼らの精神的心理的な特徴は何か? それが完全治癒に至るための必須の条件だとしたら我々は何を学ぶべきだろう?従来の、物質主義的な治療ではなく人間的精神主義的な治療が必要かもしれない。 ということをこの論文は示していると思われる。実際に臨床の現場にいて、感じることは物質主義的な治療ではガンの根本治癒には至らないということである。 それでも治療をしないわけにはいかない。目の前に患者さんがいるからだ。しかし、本当の治癒に至るには物質主義的な薬物療法だけでは限界があることも事実である。この論文の趣旨は簡単に言うと3つの特徴があったと言うことだ。① 人生で何が大切なのかに対しての「確実な」理解があったこと②        人生を価値あるものに「自主的に」作り上げてゆくこと③        自尊心を強化し、他者への寛容と共感の気持ちをもち、より平和で喜ばしい... 詳細を見る

肝臓がんとマリアアザミ

肝臓がんとマリアアザミ マリアアザミとは葉っぱに白いまだら模様があるのが特徴。模様はミルクがこぼれたように見えるために、ミルクを聖母マリアに由来するものとしてマリアアザミの名がある。種子にはシリマリン (Silymarin) と呼ばれる4種のフラボノリグナン類 (flavonolignans) が多く含まれ、傷ついた肝細胞の修復を助けるとされている。ヨーロッパでは2000年以上も前から、主に肝臓の疾患などに対して種子が利用されてきた。近年では肝機能改善のためのサプリメントとして利用されている。ドイツのコミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)は、粗抽出物の消化不良に対する使用、標準化製品の慢性肝炎と肝硬変への使用を承認している。米国ハーブ協会の分類はクラス1で、適切に使用される場合、安全に摂取することができるハーブに分類されている。(wiki pediaより)************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月のがんと統合医療治療研究の専門ジャーナル(電子版)に、肝臓がんに対してマリアアザミ抽出物を投与した第1相臨床試... 詳細を見る