オメガ3油の大腸がんに対する効果

魚油サプリメントの抗炎症作用@大腸がん患者これからさまざまなガンに対して炎症が治まる反応が起きることが証明させるだろう。食生活や食事の内容によって知らず知らずのうちに体は反応している。******************http://www.dhcblog.com/kamohara/脂質研究の専門ジャーナル(電子版)に、大腸がん患者における魚油サプリメントの抗炎症作用を示した臨床研究が報告されていました。(Lipids. 2013 Jul 26.)EPAやDHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。さて、今回の研究では、大腸がん患者における魚油サプリメント投与による抗炎症作用が検証されました。具体的には、化学療法を受けた大腸がん患者11名を対象に、ランダム化偽薬対照試験として、1日あたり2グラムの魚油サプリメント(600mgのEPAとDHA)投与群(n=6)、偽薬投与群(n=5)の2群について、9週間の介入試験が行われています。関連指標は、最初の化学療法施行の前と9週間の介入後で比較されました。解析の結果... 詳細を見る

奇跡を考える

ルルドの奇跡 ルルドの奇跡という言葉を知っているだろうか?フランスの小さな町にある湧水のことである。この町は聖母マリアの出現と奇跡的治癒を起こすルルドの泉で非常に有名である。キリスト教の巡礼地にもなっている。 さてここでおきる奇跡は医学的にも興味深い。興味深い症例があるので紹介したい。*************************パリ、フランス、3月30日、2011/01:55pm(CNA)。- 怒りのビショップ・エマニュエル・デルマ、フランスはルルドの我々の女性の聖地で、男性の治癒を確認した。「この治癒は、洗練の事実として、キリストの印としてのこの男性のための神の個人ギフトとして、Saviorと考えられることができる」と、司教が3月27日に言った。2つの手術からの合併症が椎間板ヘルニアとともに彼のもとを去ったあと、サージ・フランソア(56)は彼の左下肢でほとんどすべての運動能を失った。彼は、治癒を祈願するために、2002年4月13日に聖地へ巡礼をした。デルマが治癒がフランソアの後で「洞穴で祈り終わって、水を飲むために奇跡的な泉に行って、彼の顔を洗うように場所を... 詳細を見る

鹿児島研修について

先週は点滴研究会のセミナーに出席。今週末は鹿児島の心理療法を行っているクリニックを訪問している。昨日から多くの症例を見せていただいたが、ある意味驚愕の治療成績だった。まず、甲状腺がんの治療で甲状腺を全摘出した患者さんだった。通常甲状腺を摘出すると甲状腺ホルモンが足りなくなる。だから様々な症状が出てくる。たとえば、新陳代謝が衰え、血液検査ではコレステロールが高くなる。ほかの症状は、元気がなくなり寒がりになる、むくみが起きやすくなる、便秘になる、白髪が増える、髪がぬける、声がしわがれてくる(嗄声)、疲れやすいなどである。しかし、ここの患者さんはそのような症状もなく、一切の投薬を受けていない。ご本人が薬治療を信じていないのだ。むしろ、薬に頼らなくても人間には本来自然治癒力があると信じている。そして、もちろん医師たちは人間の本来の力を出すためには逆に薬治療は邪魔だと考えているのだ。薬の治療が正しいと思っているのは患者さんたちに多いと思う。治療している当の本人である医師の多くは、薬で病気が治るとは思っていない。じじつ、われわれ医師の多くは薬は対症療法に過ぎないと知っているのだ。しかし、患者さんは... 詳細を見る

ビタミンCとDによる気分・感情改善効果@入院患者 

ビタミンCとDによる気分・感情改善効果@入院患者 ビタミンCはガン患者のQOLを高めることは以前から研究されてきていた。QOLとはクオリテイーオブライフであり、簡単に言うと患者さんの生活の質ということである。 QOLがあがるということは患者さんが生活に安らかさとか、気分の良さとか、体調の良さなどを感じるということである。同じことが通常の入院患者さんにもおきるということを発表したものだ。*******************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、入院患者において、ビタミンCとDの投与による気分・感情ストレス状態の改善効果を示した臨床研究が、カナダのグループから報告されていました。(Am J Clin Nutr. 2013 Jul 24.)急性期の病棟入院患者では、ビタミンCやビタミンDの低値が高頻度に認められます。(ビタミンCは抗酸化ビタミンの代表であり、病気の予防効果があります。急性期の病態では、ビタミンCが消費されます。また、ビタミンDも多彩な機能性が見出されており、さまざまな疾患では、... 詳細を見る

先端医療的がん治療

酸素を嫌うがん細胞の性質

酸素を嫌うがん細胞 癌治療において酸素があまり利用されていないのは問題である。酸素を与えることが癌を窒息させ、低酸素状態が癌を促進するのだから、その性質をうまく利用するべきである。*****************http://weeksmd.com/2013/07/suffocate-your-cancer/あなたのがん細胞を窒息させる2013年7月28日にブラッドフォードS.週博士によって掲示される週博士のコメント:疑う:どの程度癌は酸素を嫌っているのか? (ノーベル賞受賞者O・ワールブルクについて、読みなさい、「すべての正常な細胞には酸素の絶対の要件がある、しかし、癌細胞は酸素 ― 規則例外なく ― なしで生きることができる。「48時間細胞から35%酸素を奪うと細胞はがん化する可能性がある」)運動が癌リスクを低下する。それは、血液に酸素を与えるためである。深い腹式呼吸をするヨガがストレスを減らすだけではなく癌リスクを低下させるのもその理由である。大部分の主要病院に存在する高圧酸素治療装置は、病院設定で現在十分に活用されていない。私は、癌治療に使えるのに使われていないことに悲しみを... 詳細を見る