先端医療的がん治療

併用エピジェネティック療法の臨床試験結果/ジョンズホプキンス大学

あらたな薬の開発が行われている。遺伝子の働きを解明し、そこに働きかけて治癒へ導くほほうである*******************************************2011年11月9日進行期肺癌患者において、併用「エピジェネティック」療法により遺伝子の抗癌活性が回復する可能性がある ―小規模臨床試験により、有望な治療効果が認められるジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターで実施された小規模臨床試験において、癌細胞を増殖させる遺伝子サイレンシングの修復をねらった新タイプの治療に有望な結果が得られた。抗癌活性の回復を目的とした薬剤2種の併用投与を受けた45人の進行期肺癌患者は、予測された4カ月よりも2カ月間長く生存し、うち2人は、複数の標準治療歴後の進行期であったにもかかわらず、完全あるいはほぼ完全な奏功を示した。11月9日、Cancer Discovery誌に報告された本研究において、ジョンズホプキンスの研究者たちは、非小細胞肺癌患者をアザシチジンとentinostat(エンチノスタット)の併用投与により治療した。アザシチジンは遺伝子を脱メチル化する。エンチノスタットはヒ... 詳細を見る

先端医療的がん治療

免疫系を強化する癌治療法、試験拡大へ/ジョンズホプキンス大学

免疫系を強化する癌治療法、試験拡大へ/ジョンズホプキンス大学 ******************************************治療は安全で、ある種の腫瘍を縮小し、マーカーは治療効果を予測できる可能性があると試験担当医師らは述べている。ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターの研究者の主導で他の医療センターと共同で実施した2件の臨床試験において、癌を見つけ攻撃する免疫系の能力を回復させることを目的とした被験薬の試験を行った結果、進行性非小細胞性肺癌患者、メラノーマ患者、腎癌患者において有望な早期結果が示された。 同じ免疫抑制経路を標的とする2つの薬剤の試験において500人以上の患者が治療を受け、試験担当医師らによるとさらに大規模の患者で試験を拡大するために十分な証拠が得られたという。 第1相臨床試験の結果は6月2日にNew England Journal of Medicineにおいてオンラインで発表され、2012年米国臨床腫瘍学会年次集会(2012 American Society of Clinical Oncology Annual Mee... 詳細を見る

サプリメント療法

コーヒーとがんリスクについて

コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連  ******************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連を調べた疫学研究が報告されていました。(Cancer Causes Control. 2013 May 24.)これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。最近の米国での研究では、コーヒーの摂取と、致死的前立腺がんや進行がんリスク低下との有意な相関が示されています。そこで、今回の研究では、スウェーデンにおける症例対照研究として、コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連が検証されました。具体的には、前立腺がん症例の1,499名と、対照群1,112名が比較されています。解析の結果、前立腺がん症例群も対照群も、1日あたりのコーヒーの平均摂取量は3.1カップでした。まず、コーヒーの摂取と、前... 詳細を見る

サプリメント療法, 未分類

葉酸サプリメントによる大腸がんの予防効果

葉酸サプリメントによる大腸がん一次予防効果葉酸は動脈硬化のリスクとともに大腸がんリスクを下げる働きを持っている事が明らかになっている。 ******************今月のがん予防の研究ジャーナル(電子版)に、葉酸サプリメントによる大腸がんの一次予防効果を示した臨床研究が、中国のグループから報告されていました。(Cancer Prev Res (Phila). 2013 May 16.)大腸腺腫は、大腸がん(結腸・直腸)の前駆段階であり、いくつかの因子が、大腸腺腫リスク低下作用が示唆されています。今回の研究では、葉酸サプリメントによる大腸腺腫リスクへの影響が調べられました。具体的には大腸腺腫を有していない50歳以上の被験者を対象に、・1日あたり1,000μg(1mg)の葉酸サプリメント投与群、・非投与群の2群について、3年間の介入が行われ、血中葉酸値および大腸内視鏡による評価が行われました。791名(91.98%)が試験を完了しました。大腸腺腫は葉酸サプリメント投与群では64名(14.88%)、非投与群では132名(30.70%)に認められました。まず、葉酸サプリメント... 詳細を見る

サプリメント療法

キノコ類による免疫調整作用

キノコ類によるIL-23を介した免疫調節作用***************************今月の栄養学の専門ジャーナルに、シイタケなどのキノコ類による免疫調節作用のメカニズムを調べた基礎研究が、米国のグループ(Oklahoma State University)から報告されていました。(Nutr Res. 2013 May;33(5):388-396.)キノコ類には、ベータグルカンなどの多糖類が含まれており、免疫調節作用を介した抗がん作用や生活習慣病予防作用などが示唆されています。そこで、食用キノコや薬用キノコは、健康食品・サプリメントの成分としても用いられています。例えば、アガリクスや霊芝、メシマコブ、マイタケなどです。これらのキノコ類に関する研究として、まず、多くの基礎研究で抗がん作用や免疫調節作用が知られています。臨床研究では、QOL改善作用を示した報告などがあります。(がんの補完療法としてのRCTを組むのは容易ではありません。)また、食用キノコとしてシイタケ(Lentinus edodes)には、有効成分としてレンチナン((1-6,1-3)-β-グルカン)が含まれていま... 詳細を見る