学会が終わり今日はダラスのゴルフコースに来ています。
テキサス州は日本全土の2倍の広さがあり、広大です。見渡す限り地平線で視界をさえぎるものはありません。
日本のようにせま苦しいこともなく、家々も広々としており、庭も満遍なく芝生が生えそろっており、どうしてこうも日本と違うのかと
毎回の様に思います。

何がこの豊かさを支えているのか?それは国土が広いだけではなくてアメリカが世界最強の通貨を持ち、天然資源に恵まれており、移民を受け入れて人口増加政策を採っていることだと思います。

学会にも全米の統合医療の医師が集まっていましたが、韓国系アメリカ人、インド系アメリカ人、そしてアフリカ系のアメリカ人、中国系の物理学の大学教授など様々な人達がこの国を支えていました。どこの出身であれ、努力して認められたら成功できる国がアメリカなんだと改めて感じました。
中国系の物理学者からは情報の入った水という治療サプリメント?と購入しました。風邪が改善したのはそのせいかな??

アメリカ経済はしかし、厳しい感じでいたるところで住宅が売りに出されていました、これでもアメリカ経済指標では住宅価格の回復といっていますから、いずれその付けが回ってくることだと思います。日本と同じで今の経済は実態のないバブルそのもので遅かれ早かれアメリカも日本も経済が悪い方向へ向かうと思っています。

日本はどうなるのでしょうか?これから世界を相手に戦っていけるのでしょうか?移民の出身の医師は必死で貧困から立ち上がってきたといいます。根性です。努力です。基本的にアメリカは貧富の差が激しいですから、努力しない人には出世もないし貧困のままです。だから彼らは頑張ってきたのだと思います。今の日本はどうでしょうか?
若者は未来の夢のために頑張っているでしょうか・私は、何か社会に貢献できる力をつけたいと思って大学に入り医師になりました。因習的な医学の世界に嫌気して目標をみ失ったこともありましたが、自分なりに生きがいを感じる分野を見つけ頑張っていると自認しています。自分の子供たちもこの狭い日本で頑張ってよいのだろうかと最近では思います。

補助金だらけの産業育成では競争力は育たないでしょう。このままでは日本は世界に負けます。本当にそのように感じた学会でした。統合医療でも日本はまだまだ遅れています、着眼点も違うし追求する馬力もまだまだ足りません。私も自分の非力を感じました。そして、今回は学会の主催者と話しているうちに、来年はお前が発表しろといわれました。それは私がやっているがん治療で抗がん剤も使っていないのにステージⅣの患者が改善し始めたからです。、私が行っているのは食事療法と栄養療法、そして自律神経療法と精神療法です。

学会での発表を指名されたことは光栄なことです。来年の学会では私がどんな発表ができるか、腹積もりはありますが、それを実現するように頑張ります。