先端医療的がん治療

カテキンとED薬で抗がん作用

カテキンとED薬で抗がん作用=併用で高い効果―九州大こんな単純な組み合わせで正常細胞を傷つけないがん治療ができたら喜ばしいことである。何よりも副作用が少ないことが大切である。*******************時事通信 1月26日(土)2時4分配信緑茶に含まれるカテキンの一種と男性機能不全(ED)治療薬を併用投与することで、正常な細胞を傷つけずにがん細胞のみを殺し、高い抗がん作用を発揮することを、九州大大学院農学研究院の立花宏文教授の研究チームが突き止めた。研究成果は25日、米医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション電子版に掲載された。 立花教授によると、これまで抗がん剤が効かなかったケースでも、高い効果が期待できるという。早ければ年内にも米国で臨床実験を実施する。 同教授のチームは2004年、「エピガロカテキンガレート(EGCG)」と呼ばれるカテキンの一種ががん細胞の細胞膜表面にあるたんぱく質と結合することで、がん細胞を特定して殺す仕組みを解明。今回の研究では、EGCGの抗がん作用を阻害する酵素に着目し、この酵素の働きを抑える化合物を含むED治療薬を投与したところ... 詳細を見る

先端医療的がん治療

東大医科研、iPS細胞技術を利用して老化したT細胞の若返りに成功

東大医科研、iPS細胞技術を利用して老化したT細胞の若返りに成功がん治療で困ることの一つに免疫反応が悪くなることが挙げられている。このIPS細胞を使ったT細胞の治療はその意味でも期待される方法だ。免疫細胞を刺激して免疫活性をあげるにはキノコ系のサプリメントが有効であることは有名であり、多くの患者さんがそれらのサプリメントを使っていると思われる。しかし、実際には使用始めて3ヶ月もすると免疫の活性が落ちてくることもわかっているのだ。なぜそういうことが起きるかというと、免疫細胞が活性を高い状態に保つために酸化してしまい、とうとう本来の役割以下の働きしかできなくなってしまうのである。これを横浜コンフォートクリニックの医師、宇野克明先生は免疫枯渇と名付けた。免疫枯渇は当然古い細胞に多く起きるわけであるから、新しい、若いT細胞ができることは良い治療になると期待できる。************************マイナビニュース 1月10日(木)17時10分配信東京大学 医科学研究所(東大医科研)は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を介して免疫細胞の1種であるT細胞を若返らせることに成功したと発表... 詳細を見る

先端医療的がん治療

がん治療のエキスパート

ウイークスクリニックにおける補正癌治療-導入もし、がんになったら誰に治療して欲しいと思うだろうか?私のアメリカ人の医師の知人の中で最も信頼できる治療成績を持つのがこのウイークスである。彼のクリニックにおけるがん治療の凄まじさはその治癒率にある。ステージⅣを含む全ガンで寛解率が80%を超えているのだ。実際にクリニックを見学してガンが縮小、消失している患者をたくさん見てその成績に驚いたことを今もはっきり覚えている。ウイークス医師は日本でもまたヨーロッパでも特殊治療に精通した医師として講習会を開くほどの高名な医師である。多くの人は大学病院や大きな研究施設での治療が最適だと思いがちであるが、シアトルの小さなウイドビー島に住んでいるこの医師の下には世界中から患者が押し寄せている。 彼の治療法を学び実践する中で、私自身も患者さんを治すために必要なことは大きく分けて3つあると思い始めている。ひとつは抗がん剤やビタミンCなどの薬治療である。これはがん細胞を殺す働きを強化する意味で必ず必要になる。次に必要なのはがん幹細胞を殺すサプリメント食事療法である。幹細胞を問題としている医師は少ないがこの幹細胞を殺... 詳細を見る

先端医療的がん治療

IPS細胞によるがん治療

<免疫細胞>iPSで再生…がん治療に応用 東大グループ毎日新聞 1月4日(金)2時0分配信 拡大写真iPS細胞を使ったT細胞再生のイメージ ウイルスに感染した細胞やがん細胞などを攻撃する免疫細胞の一種「T細胞」を一度、人工多能性幹細胞(iPS細胞)にした上で、同じ能力を持つ「元気」なT細胞に再生させることに世界で初めて成功したと、東京大の中内啓光(ひろみつ)教授らのグループが発表した。このT細胞を患者の体に戻すことで、がんなどの新たな治療法につながるという。4日付の米科学誌「セル・ステムセル」に掲載される。 T細胞は、外敵の侵入が重なったり、感染状態が慢性化したりすると疲弊し、病気に対する免疫力が低下する。 中内教授らはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染している患者の血液から、HIV感染細胞のみを認識して攻撃する特定のT細胞を分離。疲弊したこのT細胞をiPS細胞へと変化させて大量に増やし、ヒトの白血球に含まれる「単核球細胞」と一緒に培養することなどで、再びT細胞に分化させることに成功したという。 中内教授らによると、iPS細胞を経て再生されても、T細胞は攻撃対象の記憶を失っていなかっ... 詳細を見る

免疫療法, 先端医療的がん治療

癌の免疫療法(第1回)スローンケタリング記念がんセンター

癌の免疫療法(第1回)スローンケタリング記念がんセンター免疫療法もまたこれから期待できる分野であるが、日進月歩であり日本でも多くの方法が使われている。しかし、現在のところ多くの免疫療法のCR,PRはせいぜい4%~20%程度であり、なかなか厳しい。ステージⅣに関してはほぼ4%以下だといわれている。考えてみれば免疫力の防波堤を突破して増殖した癌なのである。防波堤を一時的に高くしても、その効果は2週間程度しかないのだから、低くなって元に戻った防波堤を突き破って増殖するのは当たり前でもある。2週間ごとに30万円近くするこの治療を継続できればいいと思うが、そういう金満家の患者さんが毎2週間ごとの治療に挑戦していたが、不幸にも勝てなかった症例を私は知っている。私が考える本来の免疫療法は、自己免疫を強化することであるが、これには視床下部~下垂体~副腎経路のホルモン系が免疫系を賦活する経路を活性化しなければできないことである。そして、これには精神神経免疫学というあらたな医学の力が必要であり絶対不可欠である。ちなみに、当院でこの精神神経免疫学的治療を始めたのはこの9月からであるが、CRはまだ無いがPRに... 詳細を見る