抗加齢, 太陽クリニックブログ

ワイン・ビールと腹部大動脈瘤の関係 

こんな結果が出てきたら、お酒好きとしてはここぞとばかりに飲酒を合理化しそうですね。お酒の摂取量が一定していることが多くの人にとっては難しいことだと思われます。徐々に飲酒量が増えてゆき、止まらなくなり気が付いたら毎日ビールを350ml*4本とか、ビールの後に焼酎3杯とか、そんな患者さんが多くおられます。 一日ワイン2杯、ビール350*2本程度に抑えることができれば素晴らしいデータだと言えます。 ただし、お酒に頼らずにストレスを緩和できればそれに越したことはないと言えます。****************************http://www.dhcblog.com/kamohara/循環器学の専門ジャーナルに、ワインやビールの摂取と、腹部大動脈瘤リスクとの間に負の相関があるという疫学研究が、スウェーデンのグループ(Karolinska Institutet)から報告されていました。(Circulation. 2014 Aug 19;130(8):646-52)適度な飲酒は、健康維持に有用であるとされており、1日1~2杯の赤ワインの摂取は、ブドウ由来ポリフェノールによる抗酸化作用や抗... 詳細を見る

先端医療的がん治療

ブラジャーは乳がんリスクに無関係 

なんだかほのぼの笑える話題だったので掲載します。この話からいうと、きつめのパンツはいても精巣腫瘍にはならない気がしてきました。***********************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、ブラジャーの着用と、乳がんリスクとの関連を調べた疫学研究が、米国のグループから報告されていました。(Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2014 Sep 5.)米国では、「長時間のブラジャー着用で乳がんのリスクが高まるかもしれない」というような都市伝説があるようです。そこで、今回の研究では、ブラジャーの着用と、乳がんリスクとの関連について検証が行われました。具体的には、症例対照研究として、米国シアトル地域の閉経後の女性(55~74歳)を対象に、乳がん患者群として、2000年から2004年の間に乳がんと診断された浸潤性乳管がん(IDC)454名および浸潤性小葉がん(ILC)590名、そして、対照群469名を対象に、ブラジャーの着用開始年齢、ブラジャーのカップサイズ、着用時間、アンダ... 詳細を見る

ダイエット外来

糖質制限食・低炭水化物食による心血管リスク低下効果

低炭水化物食を嫌う医師もこれほどにエビデンスが蓄積してくると認めざるを得なくなり、かつ一般人の方々にも低炭水化物が健康的だということは流布してきていると思われる。ただし、いまだに炭水化物さえ制限すれば焼肉食べ放題的な、愚かなことを言うものもいて臨床の現場ではいまだに混乱があります。 実際に減量するからこそ効果があるのであって、摂取カロリーが減少しなければこの低炭水化物だけでは効果は低い。この減量自体が難しいのである。*****************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の内科学の専門ジャーナルに、糖質制限食・低炭水化物食による心血管リスク低下効果を示した臨床研究が報告されていました。(Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18)昨日に続いて、ダイエット法・減量法に関する研究です。昨日のレビューの糖質制限食・低炭水化物食も低脂肪食も減量には有効:メタ解析では、糖質制限食も低脂肪食も同程度の効果とされていますが、最新のデータから、減量だけではなくて、生活習慣病のリスクを考えると、糖... 詳細を見る

ネガティブな性格を科学で変える? オックスフォード大学教授の研究が話題

性格が明るいか暗いか、ポジテイブかネガテイブかで寿命が違うのは周りを見ていてもわかるだろう。見るからにエネルギッシュで常に目標を追いかけている人と、そうでない人は見るだけでもわかる。この違いを考えると前向きであるかどうかは寿命だけではなくて人生の内容にもかかわってくるだろうと想像に難くない。 この記事で紹介している書物の中で、著者は人間の性格が前向きかどうかはセロトニンで説明できるとしている。確かにセロトニン的な生き方は前向きな生き方であるというのは正しいという証左が多く出てきている。これももう少し踏み込んだのがこの書物である。 結論を言えば人間の性格は変えられる。ただし、変えようという意思をもてばである。変えようとする意思を持って、トレーニングを積めば変えることができるのだ。誰でもできる方法があるので紹介しよう。 「どんなことが起きてもこれは良いことが起きていると考えること」難しいだろうか?すべては必要であり必然であり、最善であると考える事ができたら人生にいやなことはなくなるだろう。それが前向きということではないか!!*********************************... 詳細を見る

コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析

コーヒーを一日4杯飲んで全死亡率が16%低下、3杯で心血管死が21%低下と硫黄結果である。コーヒー、緑茶は東西を問わず知らぬうちに人々が求めていた飲み物ということだろう。**************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下作用を示したメタ解析が報告されていました。(Am J Epidemiol. 2014 Aug 24.)これまでの多くの研究において、コーヒーや緑茶、紅茶の摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が示されています。コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用、緑茶カテキンなどの作用を介した効果と考えられています。コーヒーやお茶の摂取と、(妊婦ではない、一般の成人において)2型糖尿病のリスク低下作用も知られています。そこで、今回の研究では、コーヒーの摂取量と、死亡率との関連が検証されました。具体的には、1966年から2013年までの前向き研究を対象に、コーヒーの摂取量と、全死... 詳細を見る