統合 医療, 抗加齢

お酒に弱い人、心臓も? 心筋梗塞、重症化の傾向

お酒に弱い=活性酸素の除去能力が低い、だとは思わなかった。お酒に強くて飲酒しない人が最強ということか?!面白い記事である。細胞内の酵素の持つ力ではこの結果であるが、食事やサプリメントの摂取状況でも活性酸素の分解能は違ってくるだろうから、これだけですべてとはいえないだろう。*************http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140928-00000024-asahi-sci朝日新聞デジタル 9月28日(日)15時45分配信  お酒に弱い体質の遺伝子型を持つ人は、心筋梗塞(こうそく)になったときに心臓のダメージが大きくなりやすいとする研究結果を、米スタンフォード大のチームがまとめた。ヒトのiPS細胞を使った実験で確かめたという。論文を米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン電子版に発表した。 お酒に強いか弱いかは、悪酔いの原因となる物質アセトアルデヒドを分解する酵素をつくる遺伝子の型に左右される。遺伝子に変異があって、その酵素をうまくつくれないタイプの人はお酒に弱くなる。こうしたタイプは東アジアの日本人や韓国人、中国人に多い。 チー... 詳細を見る

抗加齢

ノコギリヤシ+アスタキサンチンによる男性ホルモンへの働き

男性型脱毛、前立せん肥大にはのこぎりやしは効果的だと言える。今は薬もあるが副作用という観点では天然物質が薬に勝るというのは常識だろう。ただし効果的には比較検討していないが、おそらくは天然物質は弱いかもしれない。******************************http://www.dhcblog.com/kamohara/栄養学の専門ジャーナルに、ノコギリヤシ+アスタキサンチンによる男性ホルモンへの影響を調べた臨床研究が、米国のグループから報告されていました。(J Int Soc Sports Nutr. 2014 Aug 23;11:43)加齢に伴う血中テストステロンの低下は、筋肉量の減少、骨密度の低下、身体活動能の低下などと関連します。先行研究では、ノコギリヤシ+アスタキサンチン含有複合サプリメントによる男性ホルモンレベルへの影響が示唆されています。今回の研究では、ノコギリヤシ+アスタキサンチン含有複合サプリメントによるホルモン類(ジヒドロテストステロン、エストラジオール(E2)、テストステロン)への影響が検証されました。具体的には、ランダム化偽薬対照試験として、健常な男... 詳細を見る

抗加齢, 太陽クリニックブログ

ワイン・ビールと腹部大動脈瘤の関係 

こんな結果が出てきたら、お酒好きとしてはここぞとばかりに飲酒を合理化しそうですね。お酒の摂取量が一定していることが多くの人にとっては難しいことだと思われます。徐々に飲酒量が増えてゆき、止まらなくなり気が付いたら毎日ビールを350ml*4本とか、ビールの後に焼酎3杯とか、そんな患者さんが多くおられます。 一日ワイン2杯、ビール350*2本程度に抑えることができれば素晴らしいデータだと言えます。 ただし、お酒に頼らずにストレスを緩和できればそれに越したことはないと言えます。****************************http://www.dhcblog.com/kamohara/循環器学の専門ジャーナルに、ワインやビールの摂取と、腹部大動脈瘤リスクとの間に負の相関があるという疫学研究が、スウェーデンのグループ(Karolinska Institutet)から報告されていました。(Circulation. 2014 Aug 19;130(8):646-52)適度な飲酒は、健康維持に有用であるとされており、1日1~2杯の赤ワインの摂取は、ブドウ由来ポリフェノールによる抗酸化作用や抗... 詳細を見る

ネガティブな性格を科学で変える? オックスフォード大学教授の研究が話題

性格が明るいか暗いか、ポジテイブかネガテイブかで寿命が違うのは周りを見ていてもわかるだろう。見るからにエネルギッシュで常に目標を追いかけている人と、そうでない人は見るだけでもわかる。この違いを考えると前向きであるかどうかは寿命だけではなくて人生の内容にもかかわってくるだろうと想像に難くない。 この記事で紹介している書物の中で、著者は人間の性格が前向きかどうかはセロトニンで説明できるとしている。確かにセロトニン的な生き方は前向きな生き方であるというのは正しいという証左が多く出てきている。これももう少し踏み込んだのがこの書物である。 結論を言えば人間の性格は変えられる。ただし、変えようという意思をもてばである。変えようとする意思を持って、トレーニングを積めば変えることができるのだ。誰でもできる方法があるので紹介しよう。 「どんなことが起きてもこれは良いことが起きていると考えること」難しいだろうか?すべては必要であり必然であり、最善であると考える事ができたら人生にいやなことはなくなるだろう。それが前向きということではないか!!*********************************... 詳細を見る

コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析

コーヒーを一日4杯飲んで全死亡率が16%低下、3杯で心血管死が21%低下と硫黄結果である。コーヒー、緑茶は東西を問わず知らぬうちに人々が求めていた飲み物ということだろう。**************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下作用を示したメタ解析が報告されていました。(Am J Epidemiol. 2014 Aug 24.)これまでの多くの研究において、コーヒーや緑茶、紅茶の摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が示されています。コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用、緑茶カテキンなどの作用を介した効果と考えられています。コーヒーやお茶の摂取と、(妊婦ではない、一般の成人において)2型糖尿病のリスク低下作用も知られています。そこで、今回の研究では、コーヒーの摂取量と、死亡率との関連が検証されました。具体的には、1966年から2013年までの前向き研究を対象に、コーヒーの摂取量と、全死... 詳細を見る