統合 医療, 抗加齢

グルコサミンと膝関節、そして抗加齢

グルコサミンの有用性に関するエビデンス グルコサミン膝関節痛や炎症反応を抑制する働きがあります。ただし軟骨の再生や破壊の抑制かどうかは明らかではないようです。もう一つ、寿命が延びるかもしれないと言う点が新たな研究結果です。*********************************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/変形性膝関節症の予防/リスク低減や症状の改善を訴求する機能性食品成分の中では、グルコサミンが最もエビデンスレベルが高いと思います。 グルコサミンは、抗炎症作用、軟骨細胞でのシグナル伝達作用、長寿関連遺伝子活性化など多彩な作用を有しており、基礎研究から臨床試験、疫学研究まで多くの知見が集積されています。 これに対して、医薬品は、消炎鎮痛薬ですので、短期的にNSAIDsを利用することはあるとしても、長期間の投与は不適切です。 中期的、長期的な有効性や安全性を考慮し、エビデンスを俯瞰するとき、変形性関節症の予防/リスク低減の目的で、グルコサミン(1500m~)の利用が推奨されます。 グルコサミンの膝... 詳細を見る

統合 医療, 抗加齢

魚介類中の水銀、老齢脳に悪影響なし??

 脳内の水銀量が多いほど脳疾患が多いわけではないらしい。かといって、多くても大丈夫ではなく、ある程度までは緩衝作用があり症状、疾患の発現がないと考えるほうが理に適っている。つまり、少ないほうがいいと言う事だろう。どこまで蓄積しても症状が出ないかはわからないし、癌の発症については調査していないようだ。**********************************http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160203-00000017-jij_afp-int魚介類中の水銀、老齢脳に悪影響なしAFP=時事 2月3日(水)13時1分配信 仏パリ南部の国際卸売市場に並ぶ魚(2012年12月19日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】魚介類を摂取すると脳内の水銀量が増える可能性があるが、水銀の増加が認知症リスクを高める可能性はなさそうだとする研究データが、2日に発表された研究論文で明らかになった。 ハワイ沖キハダマグロの水銀含有量、年4%近く増加  米国医師会雑誌(JAMA)に掲載されたこの研究は、平均年齢90歳で死亡した286人... 詳細を見る

抗加齢

自然な触覚をもたらす神経テクノロジー

 DARPA(米国国防総省の高等研究計画局)の研究によると、10年以上マヒ状態の男性が実験的義手を装着して触覚を取り戻すことができたという研究が発表された。触覚が機械によって取り戻されたと言う事は、今まで義手は人間の失われた四肢の切断端に残った神経からの電気信号を感知して動くことを研究していた。今では相当の制度で動くことができるという。ある情報では、自律的に移動することのできる義手がリモートコントロールで複雑な手の動きを再現することで、義手だけの侵入スパイ機会になるともいわれている。確かにカメラがついて、移動できる小さな「手」であればスパイとして様々な活動が可能だろう。鍵を開けて侵入もできるだろうし、爆発物の起爆装置の解除もできるかもしれない。それも一流の技術者がリモートで操作することで。軍部の研究は民生用の3世代先を走っているという。軍事的に悪用(利用ともいう)されて完成した技術が民生用として使われるのである。*******************************Neurotechnology Provides Near-Natural Sense of Touch... 詳細を見る

抗加齢

「破骨細胞」の働き、宇宙で強まる…骨密度減少

破骨細胞とは増骨細胞の反対の働きをする細胞です。この二つの細胞のバランスで骨が増えたり減ったりします。若いころは増骨細胞が元気なのですが、加齢に従い徐々に破骨細胞が元気になります。現在骨粗鬆症の治療薬でこの破骨細胞の働きを抑制するものと、増骨の働きをする副甲状腺ホルモン薬とが2大治療法となっています。通常人間は成長して成人となり、女性は出産すると子育てし、更年期を迎えてから 徐々にこの破骨細胞が活性化し増骨細胞は衰えてゆき、骨密度が下がってゆきます。今回の実験では宇宙空間に長期滞在すると、破骨細胞の働きが闊達になり、かつ遺伝子の働きにも異常が出ると言う事だそうです。重力がないことが原因なのか、宇宙空間に漂う素領域に存在する「何者」かが体内の細胞に働いて、破骨細胞の活性化と遺伝子異常が起きていると言う事です。もともとの遺伝子のプログラムが老化=死となっており、無重力ではそのプログラムにスイッチがはいるのでしょう。*********************************読売新聞 9月24日(木)17時25分配信重力がほとんどない国際宇宙ステーション(ISS)で飼育したメダカは、骨... 詳細を見る

抗加齢

禿頭(男性型脱毛症)に対するノコギリヤシの外用の効果

 男性型脱毛は多くの中年男性の悩みの種である。実際私の周りの同年代の友人たちもちらほらと悩みの声が聞こえてきている。(51歳)多くの場合、医療機関の5αリダクターゼ阻害薬であるフィナステリドを内服して脱毛からの回復を得ているが、中には民間療法の育毛だとかの男性エステで高いお金を払って効果がない施術にはめ込まれている人もいると聞く。このノコギリヤシはその点薬と同じように作用し、副作用もほぼ報告がないようなので第一選択としてはお勧めのサプリメントになるだろう。それも、内服と外用の両方で効果があるのだから不思議であり、面白くもある。 *******************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、禿頭(男性型脱毛症)に対するノコギリヤシ抽出物の外用による作用を調べた臨床研究が、タイランドのグループ(Institute of Dermatology)から報告されていました。(Australas J Dermatol. 2015 May 25.) ノコギリヤシは、5α還元酵素に対す... 詳細を見る