医療問題

感染は収まるのか?第二波が来るのか?

コロナ感染は日本では収まりつつあると言っていいだろう。高知県でももう1週間以上新規感染者は出ていない。しかし、安心してはいけないのがコロナである。まだまだ分からないことも多いのだ。果たしてワクチンができるのか?自然免疫が効果を発揮するのか?ドイツやイタリア、欧米は徐々にロックダウンを段階的に解除しつつある。日本もその流れだ。うまく収束したらいいと思う。一方で韓国では再び感染者が見つかり始めている。厄介なウイルスだ。油断してはならないし、自粛しすぎても経済的に世界が困窮し貧困と自殺が増えてきては困る。**********************************https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200508-00010001-wired-sctch5/8(金) 12:13配信 MARCO CANTILE/LIGHTROCKET/GETTY IMAGES ほんの数カ月前まで、わたしたちの多くは新型コロナウイルスの存在さえ知らなかった。しかし、一部の迅速な研究と数百万人の症例から収集したデータのおかげで、科学者たちはこのウイル... 詳細を見る

医療問題

コロナを恐れてはいけない、しかし備えなければならない

実際のところコロナウイルスに関してはまだまだ不明な点が多い。しかし、小さな統計があちこちで発表されており徐々に全貌に近づいているともいえる。このような時にあえて恐怖をあおり、人々を判断力がない状態にすることをショックドクトリンという政治的行動であることは以前もブログで述べた。人々はパニックになると恐怖心と非科学的な感情に突き動かされる。私は科学者の端くれを自認しているから、なるだけ感情的にはならずに理論的にデータを見ていたいと思っている。 データで見れば今回のコロナ騒動は日本においては幸いなことに例年のインフルエンザの被害と比べてもごく小さなものである。例年日本では約1000万人がインフルエンザに感染し、約1万人が死亡している。5月8日現在、日本では感染者数が1万1434人、死亡者数が557人である。実にインフルエンザの約1000分の1の感染者数で、死亡者数も5%程度である。これを見てコロナウイルスが猛威を振るい日本人を多数死亡させたとは科学的には考えない。 例年自殺者数は3万人いる、肺炎で亡くなる人は10万人、ガンや心臓病などで亡くなる人を入れると年間130万人程... 詳細を見る

医療問題

都市封鎖に意味はあるのか?自然免疫との比較

日本は都市封鎖をさらに1か月延長することになった。政府の考えは都市封鎖によって感染拡大を止める方向にあるようだ。都市封鎖して一度感染者数の拡大が止まったとして、封鎖の解除をすればまた感染者が増えてくるだろう。これは終わりのない戦いともいえる。今のところ、中国とNZニュージーランドが新規感染者ゼロを誇らしく宣伝している。これももし自国民が海外へビジネスや休暇で出てしまったら帰ってくるときにコロナを持って帰ることになるから、鎖国状態はなかなか止まらない。実際に現在は海外への渡航は世界的にほぼ停止状態である。世界中の国で新規感染者数がゼロにならない限りは世界的な貿易行動やビジネスに伴う移動は危険な感染拡大と同意義になる。ならば、究極世界からウイルスが根絶することがあるのだろうか?世界から新規の感染者が根絶するのにどれくらいの時間がかかるのだろうか?これから南半球は秋から冬となり感染者は増加する時期になる。その時に患者のいなくなった北半球から人々が入ってくること自体が危険なことになる。それを考えると最低1年間は世界の交易は交流は禁止となるだろう。これは一種の世界同時鎖国である。世界同時鎖国と都... 詳細を見る

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NY州で14%に抗体の存在の意味する事

毎日コロナコロナと恐怖をあおる報道がされている。欧米では多数の死者が出て医療崩壊に至っているので、それも仕方がないと思う。そのせいか、当院に来る患者さんも非常に神経質になっている。熱が何度あったかを毎日数回計測して持参する患者さんが増えた。熱と言っても37度付近であり医学的に発熱しているといえる37.5度には達していない。しかし、平熱を上回って恐怖なのだろう。顔つきも神経質で眉間にしわが刻まれている。とにかく怖いらしく、受付も駐車場の車の中で済ませた。ほかの患者と触れ合わないように患者を移動してその方だけを招き入れる。診察室は勿論窓を全開にして風邪がぴゅうぴゅうと吹いている状態だ。僕の科学的な考えは、あまり恐れないで通常の風邪を予防する態度でいいと思っている。マスクして外出、手洗い、うがいである。恐れることはない。コロナ感染者数は現在日本では11919人で死亡者数は287人である。一方で肺炎での死亡者数は毎年10万人程度、インフルエンザの患者数は毎年700万人から1000万人、死者数は1万人程度である。冷静に比べてほしい。コロナは万が一かかっても約80%は無症状か軽い風邪症状である。2... 詳細を見る

医療問題

緊急事態宣言の効果

日本の緊急事態宣言の効果を考える*********************毎日の死者数は横並びまたは少し減少していると言えるだろうか 緊急事態宣言が発令されたのが4月7日、全国に拡大したのが4月17日。現在21日です。まだ東京の患者数は明らかな減少はないというところです。果たして今回の緊急事態宣言は効果があったのか?と言う事です。5月の連休明けの5/月6日には政府の見解がでるでしょうが、なかなか難しいのではないかと思っています。アメリカではロックダウンが始まったのがニューヨークでは3月20日からだ。アメリカのデータを見ながら解説したい。なぜアメリカだというと、感染者の母数が大きくはっきりとした傾向が見えやすいからである。日本の場合は毎日の新規患者数が少なくて何とも言えない、傾向として読み取っていいかわからないからだ。まずは患者総数。Total Coronavirus Cases in the United States 3月20日以降も患者数は増えている、8万人を突破Created with Highcharts 8.0.4Total Coronavirus Cas... 詳細を見る