前のめりの報道は間違った情報を流す

昨日アビガンの臨床試験の報道があり、掲載したが、本日またまた昨日の報道内容をひっくり返す報道だ。間違った情報を報道するのはやめてほしい。薬の臨床試験には第1相から第3相試験までの3段階がある。現段階では安全性の検査のみが行われており、有効性についてはまだ知見が明らかになっていないと考えるのがよさそうだ。

毎日患者さんから第2波の流行はあるのかと聞かれる。あるかもしれないしないかも知れない。SARSやMARSのように急に消えてなくなかもしれないし、流行が静かに続き、冬になってからまた流行するかも知れいない。ワクチンが出来れば予防できるし、治療薬が出来れば恐れるに足りない。

ワクチン開発も何とか成功してほしいものだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/1f1f72c198d8e1fdbae24ba4f8e933a9411509ea

アビガン「安全性問題なし」 藤田医大、臨床研究を継続

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朝日新聞デジタル

 アビガン新型コロナウイルスへの治療効果を研究している藤田医科大(愛知県)が20日、インターネット上で会見し、学外の専門家による評価委員会による中間解析の結果、安全性に大きな問題はみつからず、研究を続けると発表した。有効性については「中間解析は有効性を評価するものではない」とし、現段階では判断できないと説明した。  同大は3月から患者計86人を目標に臨床研究を行っている。初日から10日間アビガンを使うグループと、6日目から15日目まで使うグループの二つに分け、体内のウイルス量の減少や安全性を調べる。会見した研究責任医師の土井洋平教授によると、半数の患者の結果に基づく中間解析では、中止の要件となる安全性の問題、極めて高い有効性のいずれにも当たらないと判断された。  会見は中間解析の結果、有効性を示せなかったとする一部報道に反論するために開かれた。「(中間解析は)薬剤の効果を判定するものではない。違う形で報道されている」と話した。