宗教で人間は救われるのか?
昔から仏教とは何か、人間にとって救いとは何か?を僕なりに真剣に考えてきた。遠藤周作の小説「沈黙」を読んで、救済なんてないのが現実だと悟り人生は自力で切り開くしかないし、切り開けないくらいの困難があったらそれに従うしかない。との諦観を持ったのも懐かしい思い出である。副島先生の著作はそのときのもやもやした思いを思い出させると同時に、痛快に仏教やキリスト教の偽善を暴いてくれる。というと言い過ぎだろうか?*********************************副島隆彦著の仏教論、『隠された歴史:そもそも仏教とは何ものか?』(PHP研究所)の読みどころを解説します。2012年8月12日 副島隆彦を囲む会の中田安彦です。 8月13日には全国では日本人は帰省して実家の墓参りに行きます。お墓があるのはお寺で、お寺というのは仏教の施設であるとみなが思っている。仏教というのは「お釈迦様の教え」だと思われているから、日本人が仏教だと思って唱えている「ナンマイダ」とか「般若心経」もお釈迦様の教えだとみな思っている。 しかし、副島隆彦著の『隠された歴史:そもそも仏教とは何ものか?』(PHP研究所)によ... 詳細を見る