政治経済

ギリシアとスペインのユーロ離脱と日本

愛読しているメルマガを転載する。経済の予測に関してはマスコミに出てくる評論家の言うことは操作されているといってもよいだろう。つまり、何らかの意図を持ってその論考は公表されている。本当の経済予測はこの「吉田氏」の予想のように数学的に経済の公式に変数を当てはめてこそ理解できるものである。そのような優れた予想を知らない人が日本人の殆どであり、経済を生業にしている人ですら本当の予想を知らない。まるで医療を生業にしている人々でも本当の病気の治療法を知らないのと同列である。ならば我々は、その道の真実を探求するべきであり探求する手段を持つべきである。経済はこれから悪化する、日本が依存している輸出先である中国は急速に景気を減速してきている。なぜなら中国の大きな輸出先であるヨーロッパが急減速はなはだしいからである。なぜ減速しているかというと、ギリシア問題が巨大化し、新たにスペイン問題が表表面化してきており、イタリア問題が萌芽しているからである。実は私は毎朝world wave というニュース番組を視聴するのだが、そこでも問題の本質を隠匿しようとする海外メデイアの論説が多くて閉口する。それでも日本のメデイ... 詳細を見る

政治経済

資本主義の終わり~榊原英資の意見

資本主義が終わるときにどのような終わり方をするのか?という問題は気になる問題である。資本主義では資本家と労働者にも平等に利益があり、共産主義や社会主義のような一部権力階級だけ富を独占することはないと思われていた。いわゆる、アメリカンドリームである。頑張れば頑張っただけのことはあるという、経済システムがあるから資本主義国家は発展したのだろう。しかし、どうも世の中はそうではないらしいと解ってきたのがここ数年である。アメリカと日本を中心に経済格差が大きくなり、一部の支配階級にいる人々のコントロールにより株式市場は弱者の資産の「狩場」となってしまった。そしてとうとう、現在ニューヨークでも民衆の大規模なデモが起きている。日本で起きているデモと違って生活苦がここ数年続いているアメリカの大衆は本気のデモをしているだろう。日本人は世界の国家破綻の潮流からはまだ少し遠い第3グループにいるから国民はまだアメリカ人たちほどは苦しくない。しかし、決して楽観できるわけではないがマスコミの3S方針により情報リテラシーの低い大衆はまだ世界は大丈夫だし、日本も大丈夫だろうと思考停止している。今後どのような金融政策を打... 詳細を見る

政治経済

19歳が世界を変えてゆくゴルフ界と大人が変えられない政治

4月9日10日11日の週末はマスターズゴルフに熱中した。といっても朝の5時ごろから起きてテレビを見ているだけだったが、それでも現場の興奮が伝わってきた。日本勢は石川遼と松山英樹が決勝に進出し石川20位、松山27位に終わった。アマチュアの松山はベストアマチュアとして表彰を受けた。 普段、テレビで見るゴルファーとしては石川遼がもっとも有名で今回も松山より順位も上であった。しかし、今回はあえて松山をたたえたいと思う。なんと言ってもまだ学生である。石川のように高校生のときからプロになったわけではない。しかし、ゴルフ内容も決して石川に引けをとらず、かつプロのように勝負慣れしていないことの利点でのびのびとプレーしていた。プレー中に感情が大きく揺れ動いていたが、失敗しても笑ってやり過ごすような明るさを感じた。勝負に勝って大喜び、まけても悔しさ全開、そんな松山選手に若々しさを感じた。これから石川のようにプロになるかどうかはわからないが、プロになったらまだまだずぶとさを身に付けて上達するだろうと思われた。こうした若い選手が他国からも沢山出てきていた。優勝争いをしていた中にも20代前半の選手が数人居た。彼... 詳細を見る

政治経済

原発はこれからも必要なのか?

大地震、津波被害、原発被害に関連して日本経済に大きな危機がやってくるだろうということを今朝のテレビでユニクロ社長が記者会見していた。地震と津波に関してはまさしく天災であり人間の力ではいかんともしがたいものがある。しかし、原発に関してはまったくの人災であることが明らかになりつつある。つまり、想定外の地震、津波のせいにしてはいるがこれは想定外ではなく、想定されていたものを無視して運転していた東電の責任だということである。この原発事故の補償はいまだに金額もはっきりしない。広瀬隆氏の「パンドラの箱の悪魔」によると原発1基を建設して廃炉にするのにかかる金額は1世帯100万円だそうである。第一使用すみ燃料の地層処分自体がいまだに危険であり、将来の子孫にどの程度の災いをもたらすかさえ明らかにはなっていないのだ。これに原発被害の保証金も入れたらトンでもない金額になるだろう。我々に出来ることはこの原発という企業と政府、官僚にとってだけメリットのある発電方式を計画的に廃止し、次世代エネルギーの開発に貴重な政府予算を投入するべきである。すでに岡山大学では夜間でも赤外線で発電できる太陽電池を開発している。ht... 詳細を見る

医療問題, 政治経済

放射線の健康被害と政治のあり方

原発事故が起きてから、放射能汚染の話題が尽きない。昨日も東京水道局、金町浄水場で放射性ヨウ素が見つかったという報道があった。乳児には危険であるが、成人には問題ないという話だ。しかし、問題はこの放射能汚染が継続した場合にはとても危険な状況になることを知っておかなければならない。ちなみにBq(ベクレル)とは放射能の強さを表し今回の水道水には100Bq/kgの放射性ヨウ素が含まれていた。つまり水1kgを飲んだら100Bqの被爆をするということである。人間は一日2Lの水分を必要とするといわれているから一日200Bqほど飲んでしまうことになる。これが365日続くとどうなるか?6万3千Bqの放射性ヨウ素を摂取した事になる。 このことについても政府は安全性について説明するべきである。こういった原子力発電所の弊害を知りながらこれからも日本人は原発を頼りに発電していく必要があるのだろうか?これは政治家の分野であるが、何のために原発が必要なのか?本来は電力の安定供給が目的である。それがどこかで原発建設により企業が利益を上げられるとか、官僚の天下り先が増えるということが原発建設の隠れた理由になっていないか、... 詳細を見る