焼身自殺に素晴らしいも素晴らしくないもないだろう。ダライラマさんも政治的なことに首を突っ込むからこういうコメントしか出来なくなるのだと思う。
 そもそも、釈迦の教えは政治的に経済的に人々を救済することではないからである。

あくまでも心、魂の救済が宗教のテーマでありそれが政治的、経済的発展、救済となると経済的、現世的、世俗的豊かさが救済の条件となる。
するとバチカンが免罪符を販売して金儲けするようになる。魂の救済や向上と経済・政治は関係なしに成立する話である。混同してはいけない。

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http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131119/wor13111914310020-n1.html

 

 来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は19日、東京都港区の増上寺で若手宗教者との対話集会に出席し、中国政府のチベット政策に抗議するチベット族僧侶らの焼身自殺が同国内で続発していることに「自分の最も大切な命を他人のために投げ出し、世の中の不条理を問いかける尊く素晴らしい行為だ」と述べた。

 焼身自殺に理解を示したともいえ、中国政府を刺激し、内外に波紋を呼びそうだ。

 集会でダライ・ラマは、チベット支援の活動を続ける若い僧侶からの「暴力的な国のために、非暴力のチベットの人々が苦しんでいる。仏教者としてできることは何か」との質問に、「2年前に政治的指導者の地位からは引退した」と断った上で、「一人の仏教者として心が痛み、悲しいことが、政治的にどうしようもなく起きている」と答えた。