統合 医療

「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告

 「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告4/13(金) 7:41配信 ナショナル ジオグラフィック日本版 発汗して健康になるというのは夢ある解決法です。健康な人が健康を楽しみながらサウナや遠赤外線サウナを楽しむことは罪のないことですが、それによって高血圧が治るとか糖尿病が治るとか、ましてやがんが治るとかの誇大広告を信じるとすればそれは罪作りなことです。複雑な要因が重なり合って起こる疾患は、複雑な手順を持ってしか治ることはありません。がんの治療なら、まずはがん細胞(がん娘細胞)を徹底的に駆逐し、その後がん幹細胞を減らす手順を間違えていて成功はおぼつきません。それ以外にもがん細胞の作る様々なサイトカインの働きをいちいち分析して必要があればその働きを阻害することが必須となります。たとえば、薬剤耐性の問題とか血管新生、上皮増殖因子の問題とかです。その一つ一つが遺伝子の働きによって起きており、その特定の遺伝子の働きを阻害する薬剤が患者さんにとって効果があるかどうかで治療の成功が決まります。そのサイトカインのなかで単にHSP熱ショックたんぱくの働きだけを取り上げて、それですべての癌がなおる... 詳細を見る

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ご飯、うどん・・・ 炭水化物減らすダイエット 60代後半で老化顕著に 糖質制限ご用心  3/16(金) 11:43配信 農業新聞が作った記事なのでバイアスがかかっていると考えていいだろう。これからの研究待ちだが、どの程度の糖質制限だったのか?人間の食事に置き換えてみて、全く糖質を取らない異常な制限だとしたらこの結果にも納得がいく。 長寿に関する研究では、食事や運動が大切なファクターになるものもあるが、心理学者たちの研究では心理的なもののほうが食事や運動に比べて大きな要因になっているという研究もある。 食事の中で比較したら、飲酒、喫煙、肉食、野菜中心の食事においては野菜中心で酒たばこを減らすほうが良いという話だろう。 しかし人間の活動全体で考えたら、心理的安定、幸福感に注目すべきである。少なくとも飢餓や不衛生な環境などは平均的な日本人の生活にはなくなりつつあるのだから。医療の発達も大きな因子であることは間違いない。   *********************************************** 糖質制限ダイエットは老後にしわ寄せも──。ご飯やうどんなどの炭水... 詳細を見る

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コーヒー生豆に含まれるクロロゲン酸 高齢者の認知機能改善 米沢栄養大の加藤准教授ら実証

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180316-00000015-khks-soci 3/16(金) 13:21配信 河北新報 コーヒー生豆に含まれるクロロゲン酸 高齢者の認知機能改善 米沢栄養大の加藤准教授ら実証 コーヒーが癌の予防になったり健康要因になることは有名であったが、コーヒー成分のクロロゲン酸そのものに効果がある事はあまり真面目に研究されていなかった。サプリメントは医学者たちにはあまり興味の対象とならないことが多々あるのだが、コーヒーもその最たるものだ。 コーヒーで癌の予防効果があったり、治療に役立つ効果があるなんて信じたくないのだろう。今回はクロロゲン酸である。こういう物質だったら効果があってもコーヒーそのものではないから研究対象となるのだろう。天然成分の一部を取り上げ、その濃縮物を実験して効能効果を研究するのは科学的だからだ。  クロロゲン酸摂取による高齢者の認知機能改善を実証した自身の論文を手にする加藤准教授 山形県立米沢栄養大の加藤守匡(もりまさ)准教授(44)は15日、コーヒーの生豆などに含まれるクロロゲン酸に、... 詳細を見る

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統合失調に対するナイアシン療法について

統合失調に対するナイアシン療法について オルソモレキュラー医学界からのニュースレターで以下の論文が紹介されていた。オルソモレキュラー医学とは栄養素によって疾患の治療をする学問のことである。古くて新しい医学ともいえる考え方だ。一般的に医師は薬によってしか治療しない。薬以外の食事療法などは馬鹿らしいと考えており、民間療法だと否定しがちである。しかし、オルソモレキュラー医学は確実に発展しており、栄養素が人体に与える影響について研究を続けている。 その結果、今までの薬で治せなかった疾患を栄養素で治療する道筋を徐々に作りつつある。一方で、栄養素の治癒力は弱く、薬の開発によってその治療法がなくなることもあると思われる。昔の漢方薬がそうだ。いまだに漢方薬は保険適応があるが、医療全体でいえば徐々に使われなくなってきている。しかし、一般の薬自体も古いものは薬局の隅に追いやられ新しい、より効果のある、より副作用の少ない薬にとってかわられている。これは医学の進歩でありこの流れは止まることがない。同時に、栄養素が疾患の治療に利用できることもまたゆるぎない古くて新しい事実であり、しばらくは共存するものと考えられ... 詳細を見る

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アルコールとがんの関係DNAを損傷

アルコールとがんの関係が明らかに DNAを損傷、2度と戻らない状態に1/9(火) 18:34配信 アルコールが好きな人には嫌ーな気持ちになる論文だ。口腔がん、咽頭がん、食道がん、乳がん、肝臓がん、大腸がんになるリスクが飲酒によって上がるというのだ。ALDHの有無によって遺伝子の損傷が4倍になるのだからがんになる確率もマックス4倍上がると考えればいいだろう。これはアルコール分解酵素の有無によるデータであるからALDHが存在している人には逆に安心材料になるだろう。アジア人でALDHが欠損している人が5億4000万人いるというからアジア全体でいえば25億人以上いる中の20%程度である。ALDHの欠損と言えば簡単に言えば、飲酒してアルコールを分解できない人のことである。つまり、アルコールが飲めない人についてのデータである。こう考えると少しは飲んでもいいだろうと思うのだが、その基準がイギリスのビールを一週間で3.3リットル程度以下というものだろう。これは当然ALDHを無視しているから、平均で言ってのことである。しかし、アルコールが遺伝子を傷つけることは間違いなく、できれば飲まないほうがより傷はつ... 詳細を見る