医療問題

医師不足解消プログラムの「違約金」

自治医大の問題が裁判になっている。地域医療、へき地医療を推進する目的で設立された大学が自治医大である。この大学に入ると学費、生活費に対して奨学金が出る。この奨学金をもらう代わりにへき地医療に従事するのが条件だ。しかし、医師になった後、へき地医療に従事したくない人も出てくる。まさにこの被告になった人がそうである。その場合は学費と奨学金の返還が定められている。そこに10%なんだかの利子がついている。その利子が違法だという裁判である。地方の医療にとって医師の確保は大問題である。今は自治医大だけでは足りなくなってきた医師の確保のために国立大学では地域枠が作られた。これは通常の試験ではなく地域枠の試験だけで合格できる枠ができたということだ。簡単に言えば通常の受験戦争に勝たなくても入学できるが、地域医療に従事することが義務付けられる。ところが最近はこの地域枠で入学したにもかかわらず、美容外科に行く医師が増えてきている問題がある。この場合も奨学金を返還することになる。逆に言えばお金を払えば比較的楽に医師になれて、普通に都会で美容外科医にもなれるということである。善意の制度を悪用したゆゆしき問題である... 詳細を見る

先端医療的がん治療

膵臓がん「生存期間を2倍に延ばした」新薬の臨床試験結果

こんなニュースが入ってきた。すい臓がんの患者さんには朗報です。今まですい臓がんは見つかりにくい、治療効果が薄いガンとして有名でした。いまだに有効な薬が開発されておらず、また臨床でも行こうな方法は少ないとされています。当院でもビタミンC点滴や免疫療法で余命宣告を大きく超えて日常生活を送ることができている患者さんも多いですが、明らかにエビデンスをもって効く薬が開発されたのはうれしいことです。問題点は治験が終了して実臨床でいつから使えるかということと、この記事にもあるように遺伝子検査が条件を満たした場合しか保険適応じゃないということ。そして検査で効果が見込まれる薬剤が保険適応ではないこともあるということでしょう。膵臓がん「生存期間を2倍に延ばした」新薬の臨床試験結果 世界のがん治療医がスタンディングオベーションしたワケ(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース 日本は、塩崎恭久元厚労相が会長を務め、国会議員や科学者で構成される「ゲノム医療推進研究会」が、今年4月に「がん遺伝子パネル検査の運用制限撤廃」や「保険適用の拡大」、「創薬・医療実装の好循環の早期実現」を目指すべく提言を... 詳細を見る

ダイエット外来

【声明】SNSで拡散する「やせ薬」報道について

― 当院のウゴービ治療は、美容目的の安易な投与とは一線を画します ―近年、SNS上で糖尿病治療薬「マンジャロ」を“やせ薬”として扱う投稿が急増し、無許可販売や不正転売が社会問題となっています。2026年6月には、実際に医薬品医療機器法違反での書類送検事例も報じられました。さらに、マンジャロを美容目的で使用したことによる嘔吐、脱水、膵炎などの健康被害が800件以上報告されており、厚生労働省も「糖尿病治療以外での安全性は確認されていない」と注意喚起を行っています。こうした状況の中で、SNSや一部メディアでは「GLP-1受容体作動薬=安易なダイエット薬」という誤ったイメージが広がり、適正な医学的肥満治療を行う医療機関まで同列に扱われる風潮が見られます。当院としては、この風潮に強い懸念を抱いています。■ 当院の立場 ― 美容目的の安易な投与とは根本的に異なります当院では、肥満症治療薬ウゴービ(セマグルチド)を「肥満症と診断される患者さん」に対してのみ使用しています。 ウゴービは、厚生労働省が「肥満症治療薬」として正式に承認した薬剤であり、マンジャロとは異なり、ダイエット目的での使用が法的に認め... 詳細を見る

すい臓ガンステージⅣでも回復する例

当院ではステージⅣのガン患者さんが多く来られる。通常療法で効果がないとか、余命半年とか宣告されてから来られる方が多い。抗がん剤や手術、放射線療法を行っても改善しないガンは多くある。その時に当院で行っている免疫療法やビタミンCに希望を感じてこられる方たちである。今日もステージⅣのすい臓がんの方が来られていた。当院で免疫療法とビタミンC点滴療法、温熱療法を受けている方である。1年が経過したけれど経過良好である。今日はCTでガンの縮小がみられたと喜んでおられた。こんな時に医者として様々な治療法を勉強して来て良かったなと思う。患者さんにはエビデンスのある選択肢を提供していきたいと思っている。 詳細を見る

先端医療的がん治療

新しいがん治療

“当てるだけ”で骨腫瘍治療へ 青色LEDで新手法、切除せず5/26(火) 14:55配信9コメント9件青色LEDを使った悪性腫瘍の新たな治療法の開発に取り組む徳島大の西庄俊彦准教授 骨や筋肉にできる悪性腫瘍に、青色発光ダイオード(LED)の光を“当てるだけ”で完治を目指す新たな手法の開発を、徳島大の西庄俊彦准教授らのチームが26日までに始めた。脚や腕などの患部を切断せずに済むため運動機能を保つことができるといい、チームは「患者の動ける未来のために実用化したい」と意気込む。  チームによると、骨や筋肉にできる骨腫瘍や軟部肉腫は、1年間で10万人当たり3、4人が発症する、まれながんの一つ。患者数が少ない上に、腫瘍ができる場所も多様なため、治療の開発が進んでいなかった。  西庄さんらは、感染抑制やがん治療で効果が期待されているLEDに着目。軟部肉腫の細胞株を培養し、青、赤、緑色の光を72時間照射したところ、青色を当てたときにがん細胞の7~8割が死滅することを発見した。別の4種類のがん細胞でも効果があった。  波長が短い青色は、照射すると活性酸素が発生しやすいとされる。細胞のエネルギーを生み出... 詳細を見る