すい臓がんに対する統合治療

すい臓がんの患者さんが最近は多い気がする。例のワクチンを打ってから超過死亡者数も増えている。関係があるかどうか?政府からの発表はなく、原口議員らが国会で追及しても厚労省はノラリクラリ逃げているように見える。因果関係が証明されるのは相当困難だと思うけれど、ワクチン接種が始まってからの死亡者数が激増しているのは明らかである。いずれ真相がわかるころには日本の人口はずいぶんと減っていると思う。さてすい臓がんだ。先月も年下の知人がすい臓がんを発見された。診断されたときにはすい臓がんの肺転移、腹膜転移だった。シワゆるステージⅣである。仲間だから免疫療法と抗がん剤の併用を勧めた。自分がガンになっても同じことをすると思う。当院でもすい臓がんの患者さんが複数いる。ステージは様々だ。抗がん剤治療を私も勧めているから彼らは抗がん剤をしている。抗がん剤のメリットは効果が出やすいということだが、デメリットは免疫力低下であり抗がん剤で寿命が短くなる人もいるということだ。だから、抗がん剤で免疫が落ちてきたら免疫療法をすることを勧めている。免疫療法とは自分の体の免疫細胞を活性化したり、数を増やしたり、樹状細胞を使って... 詳細を見る

医療問題, 政治経済

医師不足の現実~直美(なおみではない)が70倍に増えている一方で

医師が不足している。それも救急や外科、循環器科、産婦人科、小児科などの手のかかる患者さんを診療する科目の医師が減っている。逆に直美といって研修医が終わったら美容外科に進む医師が増えている。このギャップは何だろうか?知人の子供が研修医が終わったと聞いた時に、何科に進むのかを聞いたことがある。美容外科だということだった。美容外科に行く研修医に対して何という言葉を出すべきだろうか?もしこれが、循環器科で救急医をしたいという研修医だったら、僕は迷わず賛辞とねぎらいの言葉をかけるだろう。「患者さんのために頑張ってください。医師としての使命を果たす姿勢は尊敬に値しますよ」逆に直美に進む研修医に出くわしたら何といえばいいだろうか?医師のあるべき姿は人の命を救うことであるから、美容外科に進んで楽にお金を儲けて華やかに暮らしたいというのは医師のあるべき姿とは思えない。しかし、一方でこの世は資本主義でルッキズムで政治家は裏金にまみれており、学会は製薬メーカーの寄付金に群がっている。要はお金、資本主義だ。介護も製薬も今は株主資本主義に侵されており、公金を最もむしばんでいる。たまに不正請求で見つかるが、もっと... 詳細を見る

ダイエット外来

肥満治療薬の認可~保険適応

以前から皮下注射のセマグリチドをダイエット外来の患者さんに使っている。自分でも実験してみて嘔気や食欲不振の副作用も実感している。そして効果も明らかにあることはわかっている。ウゴービ(セマグリチド)患者さんにとっても食欲が止められない方にとっては有効だ。今回はダイエット目的ではなく肥満症に対する治療薬として保険適応となった。ただし、色々と条件があるので詳しくは添付文書を読んでほしい。現在高知県でウゴービを使用していい医療機関は5施設である。当然我々のような開業医には門戸は閉ざされている。しかし、肥満症の患者さんはたくさんいて一般の開業医でも使用できるようにするべきだと思う。今までセマグリチドを使うことは違法だとか、問題があるとさんざん批判されてきたが、結局は予防医学の一環として肥満症の治療が実は患者さんのQOLを上げ、医療費の節約になることも今更ながらわかってきたんだろう。欧米ではこの薬以外でも多くの薬が肥満症の治療として使われている。なんでも10年以上遅れるのが日本の習わしである。ノボ・マイルヴァン社長 肥満症治療薬・ウゴービの適正使用に「強い自信」 国内売上高は1345億円 | ニュ... 詳細を見る