所属している研究会からの情報です。
ビタミンCが癌に効果があるのはわかっているけれど、ドレくらい効果があるのか?
それを検証する臨床試験です。

現在、最先端では抗がん剤やビタミンCの抗がん力を試験できます。
たとえば、乳癌のある患者に対して抗がん剤Aは何%の癌細胞を殺せるか?
また、ビタミンCは何%の癌細胞を殺せるのか?
と言うことが解る様になってきた。

今まで数例の検査を当院でも行っているか、おおむね抗がん剤は感受性が高いもので84%程度を殺せる。
ビタミンCは24~40%程度を殺せるようだ。
この数字をもってして、だから抗がん剤のほうがいいとも言えないし、ビタミンCのほうが良いともいえない。
やはり副作用なく、かつ効果的に癌を殺すことが大事である。

少量抗がん剤療法で副作用なく癌を殺す方法と、ビタミンCの点滴が一番よいと思われる。
副作用がなく、かつ効果的に殺せるからである。

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 ジェファーソン大学で大腸癌に対するIVC療法の臨床試験を開始
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米国トーマス・ジェファーソン大学は標準化学療法が無効のStageIV進行性
結腸・直腸癌に対し、化学療法剤イリノテカン単独群とイリノテカン+高濃度
ビタミンC点滴療法(IVC)併用群の2群について臨床試験を開始しました。

投与期間は9週±2週でIVCは週3回実施します。本研究は第1相ならびに
第2相試験として、イリノテカン療法におけるIVC療法の安全性、認容性、CT
あるいはPETによる奏効率、QOLなどを評価します。

これでIVC療法は、婦人科系癌、悪性リンパ腫、膵臓癌、前立腺癌に引き続き、
消化器系の大腸癌の臨床試験が行われることになります。

試験概要の詳細を下記よりご覧になれます。
http://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT01550510