マイケルジャクソンの死因~薬物漬けの日々、

マイケルジャクソンの死因について色々と取り沙汰されている。
あれだけの有名人でお金にも人脈にも不自由しなった人が何故、劇薬である麻酔薬や強烈な鎮痛剤を常用していたのか?

常用せざるを得ない状況にあったのか?

また、何度も整形手術を繰り返してしまったのか?もともとのマイケルの顔を皆さんご存知だと思うが、決して不細工な顔ではない。黒人独特の顔で、なかなかに愛嬌のある、心の純粋さが表れている顔だと私は思う。

マイケルのファンである私の勝手な考えではあるが、マイケルはそそのかされていたのではないだろうか?
顔を変えたら幸せになれる。
顔が変わればもっと楽しい毎日になる。

また、彼の顔を手術することで功なし名を上げたいと考える美容外科医がいたのではないだろうか?確かに有名人の顔を整形するにはそれなりに技術もいるだろうし、何より彼らを洗脳する話術にも長けた人物だろうと思う。

しかし、マイケルの顔の整形が全てうまく言っているとは私には思えない。何より不自然な顔になっているし、マイケル自身が世間から異常な人物として見られていた事実を忘れてはならない。

本当にマイケルの幸福を考えている医師なら、ある程度の整形でとどめるのが良識というものだし、ましてや鼻翼に穴が開いているとか、感染症が継続するなどの事態は避けるべきだっただろう。

また、何より医師として残念なのは彼の死因が度重なる麻酔薬の常用だったという点である。
不眠症で悩んでいたマイケルに、お抱えの医師が施した
「治療」は麻酔薬でマイケルを眠らせてしまうという方法だったらしい。

不眠症に対して睡眠薬を投与することさえも、統合医療的には不自然な睡眠をもたらし、REM睡眠とNREM睡眠のバランスを崩し、いわゆる良質な睡眠をもたらさないと考えている。

その観点からすると、麻酔薬を投与して起きるべき時間になったら麻酔を覚まして目を開ける生活を日常的にしていたなんて私には信じられない。

当然肝障害は進行するだろうし、そのほかの臓器にも深刻なダメージが蓄積していたに違いない。

また、睡眠のバランスを失った脳からはアーテイストとして必要なベータエンドルフィンなどのホルモンは分泌されなくなり新たな楽曲も作れなくなっていたのではないだろうか。

脳下垂体からの命令系統が崩れたら様々な病気が生じることはよく知られている。
免疫系、ホルモン系、自律神経系・・・これら全ての系統に異常が生じるのだ。

マイケルは痛みに耐えかねて毎日強烈な痛み止めであるプロポフォールを使用していたとされている。
ひょっとするとその痛みは脳下垂体からのホルモンの異常から生じたものかも知れない。

というのは私が最近治療している、腺維筋痛症の患者たちはこのホルモンのバランスが崩れていることが多いのだ。データによると線維筋痛症の患者の約60%から80%がこのホルモン異常から発症している。

また、リウマチやSLEなどの自己免疫疾患もこのホルモン異常が関係している。
これらのことから、マイケルの痛みが薬の乱用から起きており、その痛みをとるために更に薬を使い症状が悪化するという「負のサイクル」に陥っていたと考えられる。

もし、マイケルの主治医が私だったら、私は食事療法と栄養療法だけで痛みと不眠を治療し、若干の薬、といっても天然成分を主としたものやハーブの種類、だけである程度の治療効果を上げることができたはずだと思っている。

ちなみに、線維筋痛症はビタミンB群の大量投与を点滴と内服で行い、食事の改善をすれば殆ど症状はなくなるのである。現在、通常療法で大量の抗鬱剤や抗痙攣剤で治療している患者さんは一度統合医療の治療法を試してみるべきである。

なぜならば、長期間の抗鬱剤と抗痙攣剤は副作用が強くなり社会生活が出来なくなるからである。