症例報告肺癌(腺がん)
ビタミンC点滴療法
肺癌(腺がん)の末期と診断された63歳の女性です。2006年6月に肺癌と診断されました。すぐに抗癌剤の投与を開始しました。
一度癌の進行は止まっていましたが、その後再び癌が進行したため2007年の11月からは進行がんに効果があるとされている抗癌剤、イレッサを開始しました。
2009年はじめにイレッサは効かなくなり、胸水が溜まり始めました。そして担当の医師からはもう治療は不可能だと診断されたのです。
本当に治療法はないのか?もうこれでおしまいなのか?患者さんもご家族も悩んでいたときに、知人から超高濃度ビタミンC点滴療法のことを聞き、当クリニックを紹介されてやってきました。
「わらにもすがる思いだった」そうです。
初診時、胸水が溜まっていることをレントゲン検査で確認しました。ビタミンCは体重からいうと少し多めの75gを投与することとしました。こういった進行がんに対してはビタミンC濃度は高いほうが効果的だということがわかっているからです。
10回の投与が終わった頃から胸水が減少し始めました。レントゲンで毎月胸水が減ってきているのです。また、腫瘍マーカーのCEAも最高値で95.2まで上昇したのが、10回の点滴で61.7と減少してきました。
それ以降、毎月レントゲンで確認するたびに胸水が減っており、抗癌剤で治療していた担当の医師も驚いているとか。
「こんなことはめったに起こらない事ですね。」
といわれたと患者さんの顔は徐々に明るくなってきています。
ご本人は非常に素直に治療を受けられ、かつ勉強熱心でもあります。減塩食と甘いものを制限した食生活を自ら始められ、一度も甘いもの、塩分の多い物を取らないで節制しておられます。食事が味気ないけど、自分の癌を治すのは自分だから。と心を強くして取り組んでおられます。
治療法がないとの宣告は、当時眩暈がするようなショックを患者さんに与えたといいます。これからどうなるんだろう・・、今までの治療は無駄だったのか?副作用で髪が抜け、免疫力が低下し、食欲も不振になっているのに抗癌剤が効いてないことが解ってなおさらショックだったようです。
しかし、ビタミンC点滴療法を始めて、治療を進めていくにつれて、胸水が減り、体調が良くなっていくのを感じて、本人は生きる希望と喜びを感じているようです。また、ご家族もお母様が日に日に元気になって欲しいという一心で応援しておられます。
ビタミンC点滴療法によってQOLが改善した症例といえます。

