国際統合医学会 癌治療最前線
この土曜日、日曜日は学会に参加してきた。
土曜日は国際統合医学会にポスターセッションを発表したため、金曜日にほぼ徹夜で仕上げた資料を貼り付けに行って来た。
このポスターセッションは他にもいろんな先生方が様々な治療法で(統合医療の)癌にたいして一定の治療効果を上げた発表が多くありとても面白かった。
私自身の発表もそれなりに注目いただき、IPTで癌細胞の塊が壊死を起こして縮小している画像を提示していたのでIPTをやりたいと思っていた先生方にも参考になったんではないかと思っている。
そして日曜日はNYCでシャクターセンターを開業しているマイケルシャクター先生の癌治療ワークショップを受講した。
その治療メニューの多彩さには目を見張るものがあった。
体内浄化プログラム、栄養摂取のプログラム、マイタケDフラクションというサプリメントのヒトに対する抗癌作用の実験データ、臨床データ、がんに対するチーム医療の報告、などである。
これらの総合的な治療プログラムは我々にはとても真似できないものがあった。つまりそれはエビデンスの問題である。勿論、有害なものは何一つないのだが、日本人の我々、日本でしか医学を学んでない我々にとっては、経験がないもの、文献に載っていない使い方をするものは恐ろしくて手を出しようがないという部分がある。
アメリカでは普通に行われていたビタミンCの大量投与にしても、実は30年前から行われている、我々は2005年の学会発表があるまで、多分無害だろうと分かっていたが誰も勇気を持って出来なかった歴史がある。つまり、悪く言えば30年間分かっていたがやらなかった。誰かがお墨付きをくれるまで手を出したらやばい!という周りの目が気になる日本人的な発想であろう。
確かに徐々にエビデンスが確立されてきているのでそれを待ってからする方法が我々にはなじむのだろう。
しかし、こうした統合医療的な方法で救える患者さんが多く居ることも忘れてはならない。30年間にはずいぶんと多くの患者さんが亡くなってしまったことだろう。
さて、シャクター先生の体内浄化といえば、我々日本人の意志が考え付くのは大抵キレーション点滴であろう。確かにキレーション点滴はひとつの方法だが、それは唯一ではないし、絶対的な方法でもなかった。
肝機能の維持や保護、また、栄養素の点滴療法もまた、癌治療で重要な地位を占めて居ることが再確認できた。
その中で私が特に驚いた方法をお知らせしたいと思う。それは抗がん剤でダメージを受けた細胞膜の修復を促す点滴療法である。抗がん剤の副作用で体調が悪くなり、食事が取れなくなり、いわゆる悪液質に陥った場合、我々は何も出来なくなってしまう。
勿論点滴してもぐったりするし、食事ものどを通らない。体の細胞全体が元気がなくなっているのである。それは抗がん剤で破壊された細胞膜の修復が追いつかないせいだと考えているのだ。この細胞膜が修復されて、細胞が正常な代謝を取り戻したら人間は元気になるはずだ。その方法に以下のような方法があった。
1、フォスファチジルコリンの静脈注射。
2、葉酸、またはビタミンB12の静脈注射。
3、次にグルタチオン600-2400mgの静脈注射
4、メチルコバラミン5mgを筋肉注射
しかし、これらに関しては悪影響があるとの報告もあるので要注意と書いてある。
私は早速自分自身で試してみたいと考えている。

