2020/2021シーズンのインフルエンザ患者数は去年どと比べて大幅に減少しそうである。直近までの第36周から第50週までの比較をすると去年までの5年間の平均患者数が約9万人である。そして今シーズンは383人である。およそ0.5%と圧倒的に少数の患者数である。
勿論コロナ対策で感染者数が低下したのだろうし、コロナが流行することでインフルエンザウイルスの感染が起こらないウイルス交代が起きたのかもしれない。
逆に言えばこれだけの感染対策を行っても日に日に感染が増えるコロナを世間が恐れていることも根拠がないとは言えない部分がある。それは致死率が今のところ約1%前後、これは各国共通の致死率である。するとインフルエンザのように2000万人感染して1万人が死亡する0.05%の致死率ではなく、2000万人が感染して20万人が死亡する1%の致死率は恐怖の対象となるのも当然という気がする。
ただし、現状のような異常な感染予防策を講じれば死亡者数はかなり低いもの事実である。このウイルスが本当に中国共産党の生物兵器だとしたらこれほど恐ろしいことはない。

コロナウイルスは単なる風邪である論もいまだにある事は理解できる。確かに通常の風邪のコロナウイルスからの変異種には違いがない。そして、PCR検査の性質上陽性と感染を混同している点も恣意的だと思う。さらに死者のPCRで陽性だった場合にこれをコロナで死亡したとするのは明らかに医学の基本原則を無視している。その点からもコロナは風邪論もあながち否定できない。
すると、問題はこの現状のコロナ感染に関するデータがどこまで正しいかがわからないと言う事である。実際には死亡率が0.01%程度かも知れないし、感染力も強くはないのかもしれない。きちんとしたデータを出さない点も問題だ。

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インフル今季累計でたった383人、例年の0.5%以下:2020年9月からの15週間で | nippon.com

厚生労働省は毎年、9月から翌年5月末までの間、1週間ごとにインフルエンザの発生状況を取りまとめている。これによると、9月1日を含む第36週から50週(12月7日~13日)の15週間の累積の患者数は、全国でわずかに383人だった。同期間における過去5年間の平均患者総数は約9万人で、2020/21年シーズンの患者数は0.5%以下ということになる。

インフルエンザの発生状況は毎年異なり、患者数にも幅がある。直近の2019/20年シーズンは、集計スタート時から患者数が3000人を超えており、45週以降はさらに感染拡大の勢いが増した。一方、2015/16年シーズンは感染が広がらず、49週に入ってようやく1000人を超えたが、20/21年シーズンはそれをさらに下回る水準だ。

厚労省によると、2004/05年シーズンまでさかのぼると、インフルエンザの流行入りは最も遅くて翌年第3週(04/05、06/07年シーズン)となっている。このため、今季もこれから患者数が急増する可能性も残されているが、現在までは患者数が際立って少ないのは事実。春から続く新型コロナウイルスの感染対策が、インフルエンザの予防につながっているとも考えられる。

バナー写真:(Ushico/PIXTA)