高知市 代替医療 がん治療

先週、マイケルジャクソンが亡くなった。ニュースは世界を飛び回り、1周したらもっと大きくなっていた。
私も学生時代にマイケルにすっかり魅入られて、ジャズダンスなどを習い踊っていたことを思い出した。現在独協医大の皮膚科で頑張っている濱先生と一緒にダンススタジオに通っていたことを想いだします。

その悲報の影に隠れて一部報道されて消えてしまったのは、ファラー・フォセット・メジャースの死である。彼女はいわゆるピンナップガールからハリウッドの大スターになった女優である。
死因は直腸ガンだった。ニュースは以下のように続いている。

フォーセットさんは、1970年代に放送された人気テレビシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」などに出演した。06年10月に直腸がんを患い、具体的な個所などは明かさず、がんと闘っていることを公表していた。07年5月に肝臓への転移が見つかっており、ドイツで治療を受けていた。自宅療法のため帰宅していたが、今月に入って、米カリフォルニア州ロサンゼルスの病院へ再入院していた。

がん治療でアメリカの有名人たちは、意外に自国で治療しないことが多い。有名なところではレーガン元大統領はメキシコの代替医療の病院で代替医療で皮膚がんを克服したと聞いたことがある。

ファラーフォーセットはドイツで治療したのだから、おそらく代替医療と統合医療を選択したのではないだろうか?
もしそうだとしたら残念な結果になったことが悔やまれる。
代替医療も、統合医療もすべてまだ完全にガンを治療できるわけではない。

しかし、現在行っている体に無害でガンだけを効果的に死滅させる治療法を組み合わせることでその治癒率は上がっていくと思っている。

最近ではLDN(低容量ナルトレキサン)と高濃度ビタミンC点滴の組み合わせで、抗がん剤無効例の患者さんが回復してきている。
通常の抗がん剤と、イレッサが効かずに、副作用でぼろぼろになっていた身体が逆に健康になり、ガンがどんどん小さくなっている。

このような患者さんの転機をとることができたときは医師としてこれほど嬉しいことはない。