統合医療の力 癌治療 栄養療法 

癌治療には様々な治療法があり、超高濃度ビタミンC点滴療法もその一つです。今年の5月にカナダで開催された国際矯正医学会に参加してきたのでその中で紹介されていたビタミンC療法についてお伝えします。

ビタミンCが癌細胞を死滅させることは前回もお伝えしました。しかし、ビタミンCには癌の新生血管を抑制する働きがあることが今回発表されました。何度も繰り返しますが、ビタミンCには副作用というものは殆どありません。むしろ抗がん剤や放射線療法の副作用を軽減する働きがあります。このように副作用がなく、がんに対して2つの効果があることが確かめられました。

また同時に出てきたデータは非常に興味深いものでした。末期癌の患者がビタミンの経口投与によってどの程度延命できたかを、何もしなかった群と比較した試験のデータがありました。その結果、全ての癌でビタミンの投与は延命をしていました。乳癌では約19倍の70ヶ月延命し肺癌では8.5倍の17ヶ月も延命しています。

但しこの場合のビタミンの投与量は通常の量と比べてかなりの大量になります。