今回、学会でいろんな面白い情報に触れることはできた。
その一つをここでお見せしたいと思う。

これは、マイケルシャクター博士の発表である。
アメリカにおける疾患別死亡率の変遷という題で、
1950年から2005年にかけての死亡率の変化を示したものである。

心疾患による死亡率は、10000人あたり、586.82人から211.1人なっている。
これは、35%に減少したことを示している。
脳血管障害による死亡率は、180.7人から46.62になっている。
これは、約26%に減少したことを示している。
インフルエンザや肺炎による死亡率は、48.1人から20.3人になっている。
これは、約42%に減少したことを示している。

では、がんについてはどうであろうか。
193.9人から183.82に減少している。
つまり、ほとんど変わっていないということだ。

これを見て、がん治療は、進化したといえるであろうか。
いや、がん治療は、いまだに進歩していないといってもいいであろう。
我々統合医療の医療技術は、進歩していくのであろうか。
少なくとも、高濃度ビタミン C 点滴療法は、一つの大きな進歩と考えられる。
何しろ、副作用が少なく抗癌作用だけがあるのだから。