<たばこ>喫煙で遺伝子変異増加…長く多く吸う人ほど蓄積

毎日新聞 11/4() 3:00配信

 

タバコは発がん性があるのだが、遺伝子に変化が生じる。その遺伝子の変化が150個にも及ぶと言う事である。それは癌になるでしょうと言う事だ。

しかし、喫煙率は戦後どんどん下がっている。しかし肺がんはどんどん増えているのである。喫煙が遺伝子変化を起こし発癌を増やすことはわかっているが、その喫煙者数が減っているのも事実なのである。それは激減と言ってもいいだろう。

それでも肺がんが増えている理由は、喫煙以外の発がん遺伝子が増えているからではないだろうか?

それが何かはわかっていない。

 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161104-00000003-mai-soci

◇がん研究センターなど発表  世界約5000人のがん患者の遺伝子データを解析し、たばこを多く、長く吸う人ほど遺伝子に突然変異が起きることが分かったとの研究成果を、国立がん研究センターや理化学研究所など日米英韓の研究チームが、4日付の米科学誌サイエンスに発表した。細胞ががん化する原因とされる遺伝子の突然変異が、たばこの化学物質によって誘発されることが明らかになった。  チームは、17種類のがん患者5243人を対象に、たばこを吸う人と吸わない人で遺伝子に違いがあるかを解析。その結果、肺、喉頭、口腔(こうくう)、膀胱(ぼうこう)、肝臓、腎臓のがんは、喫煙者の方が遺伝子の突然変異が多かった。最も多い肺がんでは、毎日1箱(20本)を1年間吸うと150個の突然変異が蓄積すると推計された。  詳しく調べると、肺、喉頭、肝臓のがんは、たばこの化学物質が突然変異を直接起こし、咽頭(いんとう)、口腔、食道、膀胱、腎臓のがんも、直接ではないものの喫煙が突然変異を誘発していた。通常、遺伝子の突然変異は自然に修復されるため、大量に蓄積することはない。【野田武】